アルバムアートをメインに据えた新コンパクトプレイヤーを搭載した「MusicBee」v2.1

「MusicBee」v2.1.4924

　CDリッピング機能やタグ情報編集などの機能を備えた多機能なライブラリ型メディアプレイヤー「MusicBee」の最新正式版v2.1.4924が、6月27日に公開された。最新版の主な変更点は、ライブラリ関連の機能を表示しない“コンパクトプレイヤー”モードのユーザーインターフェイスが一新されたこと。

　新しいコンパクトプレイヤーでは、これまで小さく表示されていたアルバムアート・アーティストの画像がメインに表示されるようになった。また、専用のダイアログでさまざまなカスタマイズが行えるようになっている。

新しいコンパクトプレイヤー

コンパクトプレイヤーをカスタマイズする専用のダイアログ

波形や大きい表示サイズのスペクトラムアナライザーを表示する機能が追加

　さらに、波形や大きい表示サイズのスペクトラムアナライザーを表示する機能が追加された。波形は、プログレスバーの代わりに画面下部へ表示したり、右サイドバー上へ表示するほか、コンパクトプレイヤーへ表示可能。また、大きなスペクトラムアナライザーは右サイドバーやコンパクトプレイヤーへ表示できる。

　加えて、ライブラリ上で指定した条件のトラックに任意の色を付ける機能が追加された。色を付ける機能を利用するには、設定ダイアログの“タグ(2)”画面にある［ルールを定義］ボタンから開ける“ハイライト規則エディタ”ダイアログから設定を行う。色付けの条件はメールの振り分け設定風になっており、タグ情報のほか、再生回数やエンコード品質などさまざまな情報を利用可能。

設定ダイアログの“タグ(2)”画面

“ハイライト規則エディタ”ダイアログ

色付けの条件を設定する“ハイライト条件エディタ”ダイアログ

まざまな情報を利用して色付けを行える

　そのほか、再生バッファの処理やギャップレス再生の処理が改善されるなどの仕様変更や多数の不具合修正が施されている。

　本ソフトは、Windows XP/Vista/7/8に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、利用は個人目的に限られる。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。