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「Python Tools for Visual Studio」v2.0が正式公開。無償のVS統合パッケージも提供
“virtualenv”やPython/C++混合モードデバッグなどもサポート
(2013/10/29 15:42)
米Microsoft Corporationは16日(現地時間)、オープンソースの「Visual Studio」用プラグイン「Python Tools for Visual Studio」の最新版v2.0を正式公開した。現在、“Codeplex”のプロジェクトページからダウンロードできる。
「Python Tools for Visual Studio(PTVS)」は、「Visual Studio」でスクリプト言語“Python”を扱えるようにするためのプラグイン。入力補完機能“IntelliSense”をはじめとする「Visual Studio」の強力なコーディング支援の恩恵を“Python”でも受けられる。
「PTVS」は「Visual Studio 2010」「Visual Studio 2012」「Visual Studio 2013」に対応しており、“Professional”以上の有償エディションでのみ利用可能。また、本バージョンから「PTVS Integrated」が無償で提供されている。これは「Visual Studio 2013」相当の「Visual Studio Isolated Shell」と「PTVS」を組み合わせたもので、“Python”専用の「Visual Studio Express」と言ってもよいだろう。この「PTVS Integrated」は、旧バージョンの「Visual Studio」とサイドバイサイドで実行することも可能。
なお、「PTVS」そのものには“Python”の処理系が含まれておらず、別途“CPython”や“IronPython”といった処理系をインストールする必要がある。「PTVS」v2.0では“virtualenv”がサポートされており、複数の処理系をGUIで手軽に切り替えることが可能。
そのほかにも、v2.0ではデバッグ機能が大幅に拡充されている。“Python”と“C++”の混合モードでデバッグが行えるようになったほか、OSをまたいだリモートデバッグ(Windows/Linux/Mac OS X)がサポートされている。
ソフトウェア情報
- 「Python Tools for Visual Studio」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0(13/10/16)