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Windows上で動作するUnix互換環境「Cygwin」がメジャーバージョンアップ

今後はバージョンのナンバリングが刷新される

「Cygwin」v2.0.0-1

 Windows上で動作するUnix互換環境「Cygwin」のメジャーバージョンアップ版となるv2.0.0-1が、27日(中央ヨーロッパ夏時間)に公開された。Windows XP/Server 2003から8.1/Server 2012 R2までに対応しており、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。

 「Cygwin」は、Linuxなどで使われているオープンソースのツールをWindowsで利用するための仕組み。Unix互換OSが備える“POSIX API”をエミュレートするためのライブラリ“cygwin1.dll”を基本に、Windows向けにコンパイルされたオープンソースのツール群から構成されている。たとえば“ls”や“man”といったコマンド、「bash」をはじめとするUnix互換環境で人気のシェル、「GCC」などのコンパイラーといったものが、Windowsでも利用できるようになる。

 今回のアップデートは、不具合修正が中心となっている。また、本バージョンからバージョンのナンバリングが刷新されるとのこと。たとえば不具合修正版のバージョンはv2.0.1、v2.0.2……とリビジョンがインクリメントされ、新しい機能を追加したバージョンはv2.1、v2.2……とマイナーバージョンが足される。

ソフトウェア情報

「Cygwin」
【著作権者】
Red Hat, Inc.
【対応OS】
Windows XP/Server 2003から8.1/Server 2012 R2まで
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0-1(15/04/27)

(樽井 秀人)