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「PowerDVD 16」が発売、“TV モード”やメディアキャスティングに対応

DSDのネイティブ再生サポートや音声抽出機能の追加、コンテンツ保護技術の対応強化も

「PowerDVD 16」

 サイバーリンク(株)は13日、定番Blu-ray/DVDプレイヤー“PowerDVD”シリーズの最新版「PowerDVD 16」の販売を開始した。ダウンロード販売の価格は、Blu-ray再生機能などを省いた“Standard”エディションが4,444円、後述する“TV モード”などを省いた“Pro”エディションが8,796円、最上位の“Ultra”エディションが10,926円など(いずれも税抜き)。30日間利用可能な体験版も用意されており、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「PowerDVD 16」では、“DSD(Direct Stream Digital、1bitオーディオとも)”のネイティブ再生がサポートされた。DSDを「PowerDVD」からDACへダイレクトに出力したり、DSDをリアルタイムにPCMへ変換して出力することができる。

 さらに、“Ultra”エディション限定の機能として“TV モード”やメディアキャスティングなどが新たにサポートされた。

 “TV モード”は、PCに保存されているメディアをリビングのTVで楽しむためのインターフェイスで、従来の“PC モード”と切り替えて利用できる。デザインが大画面のTVに最適化されており、Windows 10のタブレットモードでのタッチ操作や、スマートフォン用のリモコンアプリ「PowerDVD Remote」による操作が快適に行えるように設計されている。

“PC モード”
“TV モード”

 一方、メディアキャスティング機能は、“Apple TV”“Chromecast”などを利用して、PCに保存されているビデオや音楽、写真をTVへ表示する機能。「PowerDVD」でおなじみの画質向上技術“TrueTheater”による美しい動画再生もさることながら、キャスティングデバイスでサポートされていないメディアを「PowerDVD」がトランスコードしてくれるのがメリット。トランスコードの際はハードウェア支援技術が利用されるため、PCへの負荷を抑えてスムーズな再生が行える。

 そのほかにも、“Ultra”エディションでは音声抽出機能を利用することも可能。ビデオクリップのすべて、または一部を音声として抽出し、MP3形式やAAC形式で保存することができる(オーディオCDからの音声抽出は“Standard”エディションなどでも利用可能)。また、最新のコンテンツ保護技術もサポートされており、“SeeQVault”対応ストレージに保存されたTV番組をPCで再生できる。

ソフトウェア情報

「PowerDVD 16」
【著作権者】
CyberLink Corp.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
体験版(製品版はダウンロード販売 10,926円(税抜き)など)
【バージョン】
16.0.1510.60(16/04/13)

(樽井 秀人)