PCからAndroidの画面をミラーリングしたり遠隔操作できるサービス「Mobizen」

「Mobizen」の公式サイト

　「Mobizen」は、PCとAndroid端末を接続するサービス。Android端末のコンテンツをPCの大画面で楽しんだり、Android端末をマウスやキーボードで操作することが可能で、ファイルの転送もドラッグ＆ドロップで簡単に行える。

　「Mobizen」のミラーリング（画面転送）機能を利用するには、まず公式サイトへアクセスし、Androidアプリ「Mobizen ミラーリング」とPC向けのヘルパーツール「Mobizen PC」をダウンロード・インストールする。「Mobizen ミラーリング」はAndroid 4.2以降に対応しており、Android 4.4以降での利用が推奨されている。「Mobizen PC」の対応OSは明記されていないが、編集部にてWindows 10で動作を確認した。

Webサイトへログインし、2次認証コードを取得

　次に、両アプリを起動した状態でWebブラウザーから公式サイトへログインしよう。“Google”または“Facebook”のアカウントを利用した“簡単ログイン”を利用すると、アカウント作成の手間が省けてお手軽だ。

　あとは、Webサイトに表示される6桁の数字（2次認証コード）を、Androidアプリの“2次認証コードを入力”項目へ入力すればよい。セットアップが完了すると、WebブラウザーからAndroid端末の画面が閲覧できるようになる。

取得した2次認証コードを、Androidアプリへ入力して認証

Android端末へリモート接続した様子

「Mobizen PC」v2.20.0.3

　「Mobizen」ではミラーリング機能のほかにも、ファイル転送機能やコンテンツの再生、通話履歴と連絡帳の閲覧、端末の所在地検索といった機能が利用可能。Android端末の画面へ自由にテキストや絵を手書きできるホワイトボード機能や、PCのキーボードで文字入力を行えるようにするテキスト入力機能などもユニークだ。

Android端末内のコンテンツを再生

通話履歴と連絡帳の閲覧

　なお、「Mobizen」のミラーリングは、Wi-Fi接続とUSB接続で利用可能。ただし、9月からWi-Fi接続は同一のネットワークからのアクセスのみとなる（3G/LTEによるミラーリング接続も終了）。

　USB接続を利用するには、Android端末の開発者向けオプションでUSBデバッグ機能を有効化する必要がある。そのためWi-Fi接続の方が手軽に利用できるが、USB接続の方がパフォーマンスはよいようだ。また、編集部にてWindows 10とNexus 6・ZenFone Maxで動作を確認したろころ、Android端末をマウスやキーボードで操作する機能はUSB接続の場合しか機能しなかった。