レビュー

レジストリの差分を表示するシンプルなユーティリティ「RegistryChangesView」

現在のレジストリ、スナップショット、シャドウ コピーを比較ソースとして選択可能

「RegistryChangesView」v1.00

 「RegistryChangesView」は、レジストリの差分を表示するシンプルなユーティリティ。64bit版を含むWindows XPからWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 レジストリのスナップショットを保存して、過去のスナップショットと現在のレジストリの状態を比較したり、スナップショット同士を比較できるツール。システムで作成された“シャドウ コピー”と比較することもできる。たとえば、システムの設定をGUIで変更した場合や、アプリケーションを追加・削除した場合など、システムへ変更を加えた時にレジストリのどこが編集されたのかを調べたいといった用途に利用できる。

 本ソフトを起動すると、まず[RegistryChangesView Options]ダイアログが現れる。このダイアログでは、レジストリやそのスナップショットを2つ、ソースとして選択することが可能。その場でスナップショットを作成することもできる。ソースを2つ選択したら、あとは比較の向きと比較対象のレジストリハイブ(HKEY_CURRENT_USER、HKEY_LOCAL_MACHINEなど)を指定して[OK]ボタンを押せばよい。リストビューに比較結果が表示される。なお、[RegistryChangesView Options]ダイアログは[F9]キーなどで再度表示することが可能。

[RegistryChangesView Options]ダイアログ。スナップショットの作成も可能
現在のレジストリ、スナップショット、シャドウ コピーを比較ソースとして選択可能
プロパティ画面

 リストビューで閲覧できるのは、変更のあったレジストリエントリのパス、変更タイプ(追加・値の変更・削除など)、レジストリキーのパス、値、データタイプ、変更される前の値など。ダブルクリックでプロパティ画面を開けば、これらの情報を1つの画面で一覧できて便利だ。

 そのほかにも、本ソフトは選択したレジストリキーをREGファイルへインポートする機能や、「レジストリ エディター」で開く機能などを備える。インストール不要で利用できるポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れて持ち運ぶことも可能だ。

ソフトウェア情報

「RegistryChangesView」
【著作権者】
Nir Sofer 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows XPからWindows 10まで
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.00(17/07/11)