レビュー

「俺がPC見ててやるからお前は安心して先へ行け」 ~おまけ機能満載のPC利用統計アプリ

誤操作を指摘する“アニキシステム”搭載。使い方次第では割と実用的なところも

「俺がPC見ててやるからお前は安心して先へ行け」v3.6.0

 「俺がPC見ててやるからお前は安心して先へ行け」は、PCの利用時間を計測・記録するソフト。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。ベクターのライブラリページからダウンロードできる。

 PCの起動日時・終了日時を記録するするタスクトレイ常駐型ソフト。開始するとデスクトップ右上に小さなウィンドウが現れ、現在の日付や時刻とともに、その日PCを起動した回数や利用した時間の合計、直近の連続稼働時間などを表示してくれる。また、ログの集計・分析機能を備えており、月・週・曜日・時刻別にPCの利用割合を算出することもできる。

 利用するにはまず、“settinge.exe”を起動して[その他]タブを開き、[スタートアップ(現)]ボタンを押す。するとOSのスタートアップに本ソフトが登録され、PCの起動と終了を監視できるようになる。あとは“orepclook.exe”を実行すると、デスクトップにPCの利用時間を表示するミニウィンドウが表示されるはずだ。もし手順を間違えても、誤操作を指摘する“アニキシステム”が発動して“~ですぜ!”と警告を発してくれるので安心。警告テキストのノリは全体的に暑苦しいが、次第に忠実な子分ができた気分が沸いてきて、愛着を感じるようになるのが不思議と言えば不思議に思える。

まず“settinge.exe”を起動してスタートアップの設定を
誤操作を指摘する“アニキシステム”を搭載

 なお、このミニウィンドウは左側をドラッグすることで移動させることが可能。フォントや文字色・書式なども自由にカスタマイズできるので、煩わしく感じる場合は変更してみてもよいだろう。メニューへアクセスしたい場合は、ミニウィンドウを右クリックすればよい。

 そのほかにも、本ソフトはおまけ機能が充実しており、好みのタイミングでスケジュール実行できることが売りとなっている。実行可能な機能は、指定したテキストの表示、特定のアプリやファイルの実行、OSの終了・再起動、スクリーンセーバーの表示など。CDのトレイを開閉したり、音を鳴らしたり、占いをしたり、壁紙を変更したり、スクリーンショットを撮影したり、任意のキーを押すこともできる。

 なかには何の役に立つのかわからない機能も含まれているが、工夫次第ではなかなか実用的で、たとえばPCを長時間使ったら休憩を促すメッセージを表示したり、定期的にタスクを実行させたりすることができる。

占いなどおまけ機能が充実
使いようによってはなかなか有用
設定画面の[スケジュール]タブ

 これらの機能を利用するには、設定画面の[スケジュール]タブでタスクを登録する必要がある。タスクを登録する際のインターフェイスに少し癖があるが、先にリストビューの右クリックメニューから新規項目を追加して、タスクを編集していけばよい。

ソフトウェア情報

「俺がPC見ててやるからお前は安心して先へ行け」
【著作権者】
HPMallok 氏
【対応OS】
Windows XP以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.6.0(17/10/26)