レビュー
“http”が“hっtp”になるイライラを解消する「ImeCaretColor」
IMEの入力モードに応じてキャレットの色・幅が変化、インストールするだけで使える手軽さが魅力
2019年1月28日 06:00
「ImeCaretColor」は、日本語入力(IME)の入力モードに応じてカーソル(キャレット)の色と幅を変えるツール。Windows 7/10に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、テキストの入力位置を示す点滅するカーソル、つまり“キャレット”の色や大きさを変化させてIMEの入力モードを簡単に区別できるようにする常駐型ソフト。PCを使っていれば誰しも、入力モードをうっかり切り替えるのを忘れ“http”が“hっtp”になったり、“おはよう”が“ohayou”になってしまった経験があるだろう。そういった事故を減らすためのツールだ。
本ソフトの魅力は、インストーラーでセットアップするだけで機能すること。OSの起動時に自動で実行され、IMEの入力モードを監視する。仕組みそのものは「SetCaretColor」をはじめとする類似ソフトと同じだが、64bit版アプリでも動作する点、管理者権限で起動しているアプリでも特別な操作を必要とせずに動作する点が優れている。UWPアプリでは機能しないようだが、それを除けば問題になるところは見受けられなかった。
それでもあえて難点を挙げるとすれば、初期状態のインストール先が標準にしたがっていない点(C:¥hide¥ImeCaretColor)や、設定をカスタマイズするユーザーインターフェイスが用意されておらず、INIファイル(config.ini)を編集する必要がある点だろうか。とはいえ、「メモ帳」などで開いて入力モードごとに色(RGB値、0~256)と幅(width)を設定するだけなので、それほど難しくはないだろう。
ソフトウェア情報
- 「ImeCaretColor」
- 【著作権者】
- hide 氏
- 【対応OS】
- Windows 7/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.0(18/09/04)