［プログラムの追加と削除］から指定ソフトを一時的に消す「Hide From Uninstall List」

「Hide From Uninstall List」v1.0

　「Hide From Uninstall List」は、OSのインストール済みアプリ一覧を編集するツール。Windows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、開発元のWebサイトからダウンロードできる。

　ちゃんとWindowsの［プログラムの追加と削除］や［アプリと機能］からソフトをアンインストールしたにもかかわらず、一覧にソフトのエントリ（項目）が残ったままになってしまい、困ったことはないだろうか。最近ではそうしたソフトは減りつつあるが、古いソフトのなかにはインストール・アンインストール時の“お行儀”が悪く、アンインストールしてもデータがすべて削除されないものが少なくない。

　「Hide From Uninstall List」を利用すると、そうしたソフトが残していったエントリデータを隠すことが可能。本来はレジストリの編集を必要とする処理だが、このソフトを利用すればGUIで安全に行うことができる。隠したエントリは元に戻すこともできるので、家族のPCをセットアップしてあげたが必須アプリを勝手に削除されたくない、公共の場にPCを展示して自由に操作させたいが、来客にアプリをアンインストールされては困るといったケースでも役立つだろう。

［プログラムの追加と削除］から指定したソフトを一時的に削除

　本ソフトを起動すると、OSにインストールされているアプリがリストビューに一覧表示される。エントリを非表示にするには、右クリックメニューから［選択項目を隠す］コマンドを利用する。複数の項目を選択し、コマンドを一度に適用することも可能。それぞれのエントリにあるチェックボックスON/OFFして、表示・非表示を切り替えることもできる。

　設定が完了したら、ツールバーの［プログラムと機能］ボタン（ゴミ箱アイコン）をクリックして、OSのインストール済みアプリ一覧へアクセスし、設定通りエントリの表示・非表示が切り替わっていることを確認しよう。編集部にて試用したところ、Windows 10の「設定」アプリの［アプリ］－［アプリと機能］セクションでも正常に動作することを確認している。

　さらに、ツールバー右端にある［リスト全体を不可視にする］というチェックボックスをONにすると、Windows 10の「設定」アプリから［アプリ］－［アプリと機能］セクションそのものを一時的に削除することも可能。家族や来客にソフトを削除されたくない場合は、このオプションも併用するとよいだろう。以前紹介した「Win10 Settings Blocker」を利用すれば、他の設定セクションも非表示にすることができる。

Windows 10の「設定」アプリから［アプリ］－［アプリと機能］セクションそのものを一時的に削除することも可能