レビュー

「Word 2013」風のデザインが特長。タブレットにもお勧めできるメモ帳「Notepad!」

カスタマイズ可能なスタイルや40以上もの言語に対応する構文色分け機能にも注目

（2014/4/22 17:10）

「Notepad!」v1.0.13.53

　「Notepad!」は、“リボン”ユーザーインターフェイスを採用したスタイリッシュなメモ帳。編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。

　本ソフトは、タブ切り替え型のテキストエディター。「Microsoft Word 2013」を彷彿とさせるスタイリッシュなデザインが特長で、「Microsoft Office」でお馴染みの“リボン”も利用可能。指で操作しやすいようにボタンを拡大するタッチモードや、タップ＆ホールドで呼び出せるストアアプリ版「OneNote」のようなリングメニュー機能を備えることも相まって、タブレット端末での使い勝手も良好だ。さらに9種類のスタイルがプリセットされており、自分にとって見やすい配色が選べる。このスタイルは同梱のアプリ「Style Creater」で自作することも可能。

指で操作しやすいようにボタンを拡大するタッチモード

リングメニュー機能

9種類のスタイルがプリセット

スタイルは同梱のアプリ「Style Creater」で自作することも可能

　また、機能面も充実している。Unicodeを完全にサポートしており、4GBを超えるファイルサイズの大きなドキュメントも扱える。長いテキストを扱う際には必須ともいえるドキュメントマップ機能も搭載。これはエディター画面右側にドキュメント全体を縮小表示して、現在表示中のドキュメント部分を示す機能で、指定した部分へスクロールするナビゲーション機能としても役立つ。そのほかにも、正規表現による検索・置換機能や、GREP検索機能や、2つのドキュメントを見比べるのに便利な分割表示機能などを備える。

　さらに、プログラマー向けの機能もいくつか搭載されている。シンタックスハイライト機能は40以上ものプログラミング言語に対応。色分けしたソースコードをHTML/RTF（リッチエディット）形式で出力することもできる。また、CRC32/MD5/RIPE-MD160/SHA1/SHA256/SH512をサポートしたハッシュコードの計算機能といったユニークな機能も備える。

分割表示とコードマップ機能

ハッシュコードの計算機能