レビュー

Intel製CPUの情報を取得する公式ツール「インテル プロセッサー識別ユーティリティー」

日本語を含む11カ国語をサポート。CPUの製造情報やサポートする機能が調べられる

「インテル プロセッサー識別ユーティリティー」v4.90

 「インテル プロセッサー識別ユーティリティー(Intel Processor Identification Utility)」は、システムで利用しているIntel製CPUに関する詳細情報が取得できるインテル公式のユーティリティ。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1および64bit版のServer 2003に対応するフリーソフトで、インテルのダウンロードセンターからダウンロードできる。

 本ソフトを利用すると、現在システムで利用しているIntel製CPUをテストして、CPUの周波数・システムバスの周波数・L3キャッシュの量・スレッド数・コア数などを調べることが可能。[CPU テクノロジー]タブでは拡張命令セット“SSE”や仮想化支援機能“VT-x”などといった機能のサポートの有無が、[CPUID データ]タブでは当該CPUのステッピングやリビジョン、各種キャッシュの量、パッケージングといった製造情報などがチェックできる。

 本ソフトは11カ国語に対応しており、日本語版も用意されている。もしよくわからないキーワードがあれば、マウスカーソルを上に移動させてみよう。ツールチップで簡単な説明が表示される。

[CPU テクノロジー]タブ。CPUがサポートする機能をチェック。BIOSで無効化されているだけの場合もあるので注意
[CPUID データ]タブ。CPUの製造情報などを確認できる

ソフトウェア情報

「インテル プロセッサー識別ユーティリティー」
【著作権者】
Intel Corporation
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1および64bit版のServer 2003
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.90(14/05/05)

(柳 英俊)