レビュー
ブート可能なISOイメージをUSBメモリに書き込んでインストールメディアを作成「Rufus」
シンプルな操作性が魅力。競合ツールよりも短時間でインストールメディアを作成できる
(2014/11/6 16:57)
「Rufus」は、ブート可能なISOイメージをUSBメモリに書き込んでインストールメディアを作成できるソフト。64bit版を含むWindows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
本ソフトは、ブート可能なISOイメージファイルをもとにブータブルUSBメモリを簡単に作成できるソフト。「MS-DOS」や「FreeDOS」のブートメディアを作成したり、Linuxなどで使われるDDイメージファイルを書き込むこともできる。シンプルな操作性と高速な動作が売りで、「UNetbootin」やMicrosoft製の「Windows 7 USB/DVD Download Tool」などの競合ツールよりも短時間でインストールメディアを作成できるという。GPL v3ライセンスのもとでソースコードも公開されている。
ブータブルUSBメモリを作成するには、まずUSBメモリをPCへ挿入した状態で本ソフトを起動する。すると、“デバイス”欄に接続されているUSBメモリの一覧が表示されるので、書き込み対象のUSBメモリを選択しよう。
次に、CD-ROMアイコンのボタンを押し、ファイルの選択ダイアログでISOファイルを選択する。あとは[スタート]ボタンを押せば、ファイルの書き込み処理が始まる。このときUSBメモリの内容は初期化されてしまうので注意しよう。
基本的に初期設定のままで問題なく、編集部でも「Windows 10 Technical Preview」のインストールメディアが作成できることを確認している。
なお、本ソフトはUSB接続の外付けドライブを正式サポートしていないが、“フォーマット設定”の右側にある三角のボタンから詳細オプションを開き、“USBハードドライブを一覧表示する”オプションを有効化すれば、USB接続のドライブを検出して書き込みを行うことは可能。そのほかにも、イメージの書き込み先としてVHDファイルがサポートされている。
ソフトウェア情報
- 「Rufus」
- 【著作権者】
- Pete Batard 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP以降(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.4.11(14/11/04)