レビュー
「Chrome Material Design」、“マテリアルデザイン”採用のクールなWebブラウザー
「Chromium」と「Node.js」をベースにした“Electron”で開発。Win/Mac/Linuxに対応
(2016/5/31 05:05)
「Chrome Material Design」は、“マテリアルデザイン”を採用したスタイリッシュなWebブラウザー。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォームアプリケーションで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。プロジェクトホスティングサービス“GitHub”のプロジェクトページからダウンロードできる。
“マテリアルデザイン”とは、近年Google製品で採用が進んでいるインターフェイスデザイン。Windows 8の“フラットデザイン”とよく似ているが、それぞれのパーツが“紙”のように薄い厚みを持ち、影によって重なりが表現されているのが大きな違い。また、触れた時のフィードバックが重視されており、タッチやクリックといった操作に対するリアクションが慣性を持ったアニメーションで表現されるのも特徴と言えるだろう。
本ソフトは、この“マテリアルデザイン”を積極的に取り入れたWebブラウザーだ。新しいタブを開く際のアニメーションや、お気に入りボタンを押した際のリアクションに“マテリアルデザイン”の雰囲気が感じられる。
「Chromium」と「Node.js」をベースにしたクロスプラットフォーム対応のデスクトップアプリケーションフレームワーク“Electron”で開発されているため、Webページのレンダリングに関しては「Google Chrome」と同等。まだ開発途上のソフトであるため機能面での不足が否めず、また現行版は「Chromium」のバージョンが古いため日常的な利用はお勧めできないが、“マテリアルデザイン”が採用された「Google Chrome」を一足先に楽しめるのは面白い。
ソフトウェア情報
- 「Chrome Material Design」
- 【著作権者】
- Iegor Azuaga 氏
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.0.5(16/02/18)