REVIEW(10/03/31)
オフラインでも“Google Map”を閲覧できるビューワーソフト「GMapCatcher」
複数の地点を倍率・領域を指定して保存可能
「GMapCatcher」は、オフラインで“Google Map”などのオンライン地図情報サービスを利用できるビューワーソフト。Windows 2000/XP/Vista/Server 2008/7などに対応するフリーソフトで、“Google Code”内の本ソフトのページからダウンロードできる。
本ソフトは、地図情報サービス専用の閲覧ソフト。あらかじめ指定した地点付近の地図データを地図情報サービスからダウンロードし、オフライン時でも閲覧できるのが特長。ノートPCなどを持って、インターネット回線が利用できない場所へ行く場合などに利用すると便利だろう。
対応する地図情報サービスは多彩だが、米国のサービスが中心となっており日本に関する地図情報は乏しい。事実上、“Google Map”または“Virtual Earth”(現“Bing 地図”)を利用することになる。
使い方は簡単で、まず画面上部の入力欄から目的の地名を検索して、[Download]ボタンを押す。するとダイアログが現れるので、そこでダウンロードする地図データの倍率と領域を指定しよう。
倍率は“-2”から“17”までの値を範囲指定する仕組みなので、あらかじめオフラインで必要になるであろう倍率に見当をつけておこう。領域は幅と高さをキロメートル単位で指定する。あとはダイアログ上の[Download]ボタンを押せば、地図データがダウンロードされる仕組み。
複数の地点の地図データをダウンロードすることも可能で、画面上部の入力欄のプルダウンメニューから、過去に保存した地点を簡単に呼び出せる。そのほか、地図上に押しピン型のマーカーをつける機能も備えている。
ダウンロードされたデータは指定フォルダに保存され、オフライン時もオンライン時と同様に閲覧可能になる仕組み。ただし、編集部にて試用したところ、画面左にある倍率を操作するためのスライダーを利用した場合は、うまく保存された地図データを表示できなくなる場合があるようだ。少し面倒だが、地図上の右クリックメニューにある[Zoom In][Zoom Out]項目を利用して拡大・縮小操作を行おう。
- 【著作権者】
- pi3orama 氏、heldersepu 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/Server 2008/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.6.3.0(10/02/15)