REVIEW(10/05/28)
“Google マップ”にピンや線を配置しながらKMLファイルを編集「Gumap!Maker2」
作成した地図は画像ファイルとして保存可能
「Gumap!Maker2」は、ローカルPC上で動作するKMLファイルの編集ソフト。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、動作にはAdobe AIRが必要。
本ソフトを利用すると、ソフト上にある“Google マップ”にピンや線、シェイプを配置しながら、地図上に表示する地理情報を編集できる。作成した地理情報は、「Google Earth」などで閲覧できるKMLファイルとして出力できるほか、ソフト上に表示された地図と地理情報を画像ファイルとして保存することも可能。
メイン画面は、“作業エリア”と“地図エリア”の2ペインに分かれている。“作業エリア”はメイン画面右上のボタンで非表示にすることも可能。ゆっくり閲覧したい場合や、地図を画像ファイルとして保存する際に利用しよう。
本ソフトで作成する地理情報は“マイマップ”と呼ばれており、管理は“作業エリア”の[マイマップ]タブにある[マイマップ一覧]タブで行う。このタブで“マイマップ”を新規作成して選択すると、右隣の[エディタ]タブで地点・ルート・範囲情報を追加していくことが可能になる。
地点情報を追加するには、[目印の新規作成]ボタンを押したのち、“地図エリア”を操作して地点を選択すればよい。地点は検索ボックスを利用して探し出すこともできる。検索結果は[検索結果]タブに現れるので、そこで地点を選択して“地図エリア”の表示位置を更新し、目的の地点をクリックして選択しよう。また、既存の住所録データから住所をインポートする機能も備えている。住所をインポートするには、[住所マップ]タブで左側の入力欄に名前、右側の入力欄に住所が一行ずつ対になるように入力して、[住所一覧からマップ作成]ボタンをクリックすればよい。
ルート情報を追加するには、[ラインの新規作成]ボタンを押す。すると、“地図エリア”をクリックするごとに、その地点を通る直線が記入されるようになる。また、[ルート案内]タブでルート検索を行い、その結果から“マイマップ”を作成することもできる。道順の案内図を作りたい場合は、まずこの機能で“マイマップ”を作成したあと、地点情報を追加していくとよいだろう。
範囲情報を追加するには、[ポリゴンの新規作成]ボタンを押す。すると今度は、“地図エリア”へ多角形を描画できるようになる。操作方法はルート情報の場合とほぼ同じで、始点と終点が線で結ばれる点だけが異なる。
そのほか、小さなウィンドウで“ストリートビュー”を表示しながら、“Google マップ”を利用できるおまけ機能も搭載。地図を読むのが苦手な人も、“ストリートビュー”を見ながらならば操作しやすいかもしれない。
- 【著作権者】
- AI-Tacos
- 【対応OS】
- Windowsなど
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.6.3(10/05/24)