レビュー
複数のVST/AUプラグインを自由に接続して演奏できる「Minihost Modular」ベータ版
簡易アルペジエーター機能も備える
(2014/3/12 17:19)
「Minihost Modular Beta 2」は、複数のVST/AUプラグインを接続して演奏できるソフト。64bit版を含むWindows XP以降などに対応しており、ベータ版として無償公開されている。Image Line Software BVBAのWebサイトからダウンロード可能。なお、ダウンロードにはImage Lineのフォーラムに住所などを登録してアカウントを取得する必要がある。
複数のVSTインストゥルメントやVSTエフェクトを読み込み、MIDI信号やオーディオ信号を自由につなげて出力することが可能。また、仮想キーボードを備えており、画面上で演奏できるほか、簡易アルペジエーター機能も備える。
利用するには、まず[File]メニューから開く“Preferences”ダイアログで初期設定を行う。“Preferences”ダイアログはタブ切り替え型になっており、[Audio/MIDI]タブではオーディオデバイスやMIDIの入出力先を設定可能。また、[Plugins]タブでは、VSTプラグインのインストールフォルダを指定するほか、プラグインのスキャンができる。初回起動時や新しいプラグインを導入した際には、必ず手動でスキャンする必要があるので注意。
メイン画面では、右クリックメニューからVSTプラグインなどを読み込める。プラグインなどの左側の端子が入力、右側の端子が出力となっており、緑色はMIDI信号、オレンジ色がオーディオ信号を表す。各端子をドラッグしてつなぐことで自由に音作りを行える。
右クリックメニューの[Add Piano Roll]項目から追加できる“Piano Roll”モジュールはアルペジエーターとして利用可能。“Piano Roll”モジュールでは、ピアノロールに入力した音符を出力可能で、MIDI信号をトリガーとして再生・停止を行えるほか、MIDI信号の高さに応じて音符をトランスポーズ可能。
そのほか、メトロノーム音を再生する機能も備える。また、プラグインの接続状況を独自形式で保存できるほか、本ソフト自身をVSTプラグインとして他のVSTホストアプリケーションから呼び出すことも可能。
ソフトウェア情報
- 「Minihost Modular Beta 2」
- 【著作権者】
- Image Line Software BVBA
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP以降など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.5.0.6(14/03/06)