レビュー

「Firefox」でリンクを新規タブで開くときにあると便利な拡張機能「Tab History Redux」

元のタブの閲覧履歴を新規タブに引き継ぎ、[戻る]ボタンで辿れるようにしてくれる

「Tab History Redux」v3

 「Tab History Redux」は、リンクを新規タブで開いた際に、元のタブの閲覧履歴を新しいタブへ引き継げるようにする「Firefox」用の拡張機能。「Firefox」v12.0以降に対応しており、編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v35.0で動作を確認した。ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”から無償でダウンロードできる。

 「Firefox」でリンクを新規タブを開くと(リンクの右クリックメニューで[リンクを新しいタブで開く]を選択、マウスの中ボタンでリンクをクリック、[Ctrl]キーを押しながらリンクをクリック)、閲覧履歴はそのタブへ引き継がれず、[戻る]ボタンで履歴をたどれなくなる。「Tab History Redux」は、こうした不便を解消してくれる拡張機能だ。

 本拡張機能を導入すると、リンクを新規タブで開いた際に、新規タブ側に元のタブの閲覧履歴が引き継がれるようになる。誤って元のタブを閉じてしまっても、新しいタブで以前に閲覧していたページへ戻ることができるというわけだ。拡張機能のインストール時に「Firefox」の再起動が不要なのも、気軽でよい。

“窓の杜”のトップページから、記事を新規タブで開いた場合(拡張機能未導入)
“窓の杜”のトップページから、記事を新規タブで開いた場合(拡張機能の導入後)

 少し気を付けなければならないのは、ときどき[戻る]ボタンの挙動が怪しくなるところだろう。編集部にて試用したところ、1つ前ではなく、1番古い履歴へ戻ってしまうケースがまれに見られた。「Firefox」では、[戻る]ボタンを長押しすると過去に閲覧したページがポップアップでリスト表示されるので、この機能を利用して明示的に開きたい履歴を指定すれば、そういった問題を回避できそうだ。

ソフトウェア情報

「Tab History Redux」
【著作権者】
Christopher Finke 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3(12/06/10)

(樽井 秀人)