レビュー
ファイルの更新日時を変えずに軽微な編集を行いたいときに便利な「TimeStamp Keeper」
登録ファイルのタイムスタンプを記憶して[Enter]キーで一発復元
(2015/10/20 14:32)
「TimeStamp Keeper」は、ファイルの更新日時を記憶して、ワンクリックで元へ戻すことができるツール。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、ファイルのタイムスタンプ(更新日時)を変えずにちょっとした編集を行いたいときに便利なツール。たとえば共同作業を行っている相手に伝えるまでもない軽微な変更を行う場合や、知られたくないミスをこっそり直したいとき、またはファイルのタイムスタンプに依存したシステムを利用していて更新日時が書き変わると困る場合などに利用すればよいだろう。
使い方は簡単で、編集前に対象とするファイルをドラッグ&ドロップで本ソフトへ登録し、ファイルの編集が完了したら[復元]メニューをクリックするだけ。[Enter]キーを押すことでも更新日時を復元することができる。復元が成功するとリストアイテムの背景が緑色に変化し、処理が正常に完了したことをユーザーへ知らせてくれる。
また、[編集]メニューを利用すればタイムスタンプを任意の日時へ変更することも可能。ファイル名も変更できるが、これは監視対象のファイルを変更するものであって、登録したファイルの名前を変更するものではないので注意しよう。存在しないファイルを[復元]しようとするとエラーとなり、リストアイテムの背景が赤くなる。
なお、作者によると[送る]メニューを利用すると登録が容易になるのでお勧めとのこと。「TimeStamp Keeper」を[送る]メニューに登録するには、「エクスプローラー」や[ファイル名を指定して実行]などから“shell:sendto”を開き、そこにショートカットを作成すればよい。
ソフトウェア情報
- 「TimeStamp Keeper」
- 【著作権者】
- Frost Moon Project
- 【対応OS】
- Windows XP以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.01(15/10/07)