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OneNoteはEvernoteの代わりになる? 仕事で使うならOneNoteに1票の理由
2017年10月17日 06:20
以前紹介した「OneNote」を使ったファイル管理のワザのように、「OneNote」はおすすめです。OfficeやOneDriveなどのMicrosoft製品と親和性の高い点も、仕事で使うには有利です。すでに「OneNote」と似たノートアプリ「Evernote」を使っている方も多いと思いますので、今回は仕事で「OneNote」を使うメリットについてチェックしてみましょう。
無料で良質なサービスを利用できるOneNote
実は「OneNote」と「Evernote」の機能に大きな差はありません。どちらもパソコン、スマートフォン、タブレットで同一のファイルを同期しながら編集することができます。しかし、「Evernote」の無償プラン(ベーシック版)では、2016年の規約変更によって、端末2台までなど使用上の制限がかかるようになりました。両者の違いはMicrosoftの公式ページに掲載されています。
複数のデバイスでファイルを同期するには、同一のMicrosoftアカウントでOneNoteにログインする必要がありますが、「Evernote」とは違って台数制限はありません。なお、Microsoftアカウントは、普段Office製品にログインしているものでOKです。
「OneNote」の強みは、扱うファイルのサイズに制限がないことと、オフラインでも使えることでしょう。資料として扱うことの多い画像ファイルや音声ファイルなどは、サイズが大きくなりがちです。オフラインで使えるため、例えばインターネット接続のない社内ネットワーク内でもファイルの共有ができるのは助かります。
一方、「Evernote」の無料プラン(ベーシック版)で扱える1つのファイルサイズは25MB、アップロードは60MB/月間までと、仕事で使うには心許ない容量です。オフラインのファイルは、プラス版(3,100円/年)以上の有償プランで扱えるようになります。
仕事で使えるテンプレートファイルも豊富
「OneNote」の起動直後に表示される空白のページは自由度が高い分、戸惑ってしまうこともあります。でも、仕事に使える無料のテンプレートファイルが豊富に用意されているので、「OneNote」の操作に慣れていなくても安心。自分の仕事に合わせてカスタマイズして利用することができます。
「Evernote」から「OneNote」へ移行は専用ツールで簡単
「OneNote」に興味は出てきたけど、「Evernote」に保存してある大量のデータを移行するのが面倒という方は、専用の移行ツールを使ってみてください。ウィザードに従うだけで、「Evernote」のデータを「OneNote」へ移行できます。
「OneNote」は、他のOffice製品とのデータのやり取りもスムーズです。ExcelやWordのファイルをドラッグ&ドロップするだけで内容を表示できたり、ショートカットキーでスクリーンショットを貼り付けたり……、ちょっとしたことですが、仕事のストレスを軽減してくれます。
各種デバイスごとに専用のアプリが用意されており、安定性も抜群です。また、ファイルの保存先にはクラウドストレージのOneDriveが便利。無償ユーザーでも5GB、Office 365ユーザーなら1TBの容量が利用できます。Microsoftの提供するサービスを使い尽くせるのは「OneNote」ならではでしょう。