いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】エクセルで行と列を瞬時に入れ替える方法
2022年3月2日 06:55
作成済みの表の行と列を入れ替えたいけれど、作り直すのは面倒！
時間と労力をかけて、Excelの表を作成し終えたあとで、「表の行と列を逆にしたほうがよかったかも……」と感じたことはありませんか。でも、完成した表を最初からやり直すのは手間ですよね。
Excelでは、表をコピー&ペーストしたあとに表示される［貼り付けオプション］ボタンから、［行/列の入れ替え］というオプションを指定すると、簡単に表の行と列を入れ替えることができます。今回は、この機能を使って、表の行と列を瞬時に入れ替える方法を解説します。
［貼り付けオプション］の［行/列の入れ替え］を使う
次の「営業成績表（月別契約件数）」の例でやってみましょう。この表の列見出しには社員の「氏名」が入力されており（①）、行見出しには「月」が入力されています（②）が、行と列を入れ替えたほうが見やすいため、入れ替えたいという場面を考えてみます。
表の行と列を入れ替えるには、表をいったんコピー＆ペーストして、その際に表示される［貼り付けオプション］ボタンから［行/列の入れ替え］オプションを指定するということを行います。
ではやっていきましょう。まず、セル範囲「A3:G10」をドラッグして表全体を選択（③）します。［Ctrl］＋［C］キーを押して表をコピーします（④）。
コピーした表をそのすぐ下に貼り付けます。セル「A12」（⑤）を選択し、［Ctrl］＋［V］キーを押します（⑥）。
表が貼り付けられます（⑦）。貼り付けられた表の右下に［貼り付けオプション］ボタン（⑧）が表示されますね。このボタンをクリックするとメニューが表示されるので、［行/列の入れ替え］（⑨）をクリックします。
すると、行と列が入れ替えられました。列見出しが「月」になり（⑩）、行見出しが社員の「氏名」に変更されました（⑪）。
コピー元のデータは不要なので削除します。さらに、入れ替えたあとの表の見た目に応じて、列幅などのレイアウトを調整すれば完成です（⑫）。
［貼り付けオプション］を使って簡単に表の行と列を入れ替えられる
今回は、Excelの［貼り付けオプション］機能を使って、表の行と列を瞬時に入れ替える方法を解説しました。表を貼り付けたときに表示される［貼り付けオプション］ボタンをクリックし、表示されるメニューから［行/列の入れ替え］を選択すると、簡単に行と列を入れ替えることができましたね。ぜひ、覚えておいて活用してくださいね。