いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】コピペした表のレイアウト崩れを直すのは面倒 ~無駄な手間を省くコピーのワザ
2022年8月24日 06:55
ただの「貼り付け」ではレイアウトが崩れる
作成済みの表を使い回すことは多いですよね。表を選択して[Ctrl]+[C]キーでコピー、貼り付け先のワークシートを開いて[Ctrl]+[V]キーで貼り付け、と操作してから「レイアウトの崩れ」に気づくことがありませんか?
エクセルの標準の動作なので仕方ありませんが、貼り付けた後にレイアウトを整えるのは面倒です。今回はレイアウトを保ったまま表をコピーするワザを2つ紹介します。
①[貼り付けのオプション]を利用する
[貼り付けのオプション]は、表を貼り付ける前でも、貼り付けた後でも利用可能です。表を貼り付ける前なら、[ホーム]タブの[貼り付け]ボタン下の[▼]をクリックするか、セルの右クリックメニューから選択します。元の表をコピーした状態で操作してください。
表を貼り付けた後なら、[貼り付けのオプション]ボタンが表示されている状態で操作します。貼り付け後に文字の入力などの操作を行なうと[貼り付けのオプション]ボタンは非表示になるので注意してください。
ただし、この方法では列幅が保持されるだけで、行の高さは変わりません。幅・高さともに元の表のレイアウトを保ちたい場合は、後述のワークシートのコピーの操作を利用しましょう。
②ワークシートをコピーする
元の表が含まれるワークシートを使い回す場合は、ワークシート自体をコピーしてしまう方がすばやく作業できます。コピー先のファイル開いておき、ワークシートをコピーすることもできますし、新規のブックを作成しつつ、ワークシートのコピーを作成することも可能です。ここでは、コピーと同時に新規のファイルを作成してみます。
貼り付け後のレイアウトは手作業で調整する必要なし
貼り付け後に表のレイアウトをひとつずつ調整する必要はありません。[貼り付けのオプション]は、貼り付け前と貼り付け後のどちらでも利用できるので便利ですよね。操作に慣れていればワークシートのコピーも重宝します。使いやすい方法を試してください。