いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】やりたいことを実現するにはどの機能を使えばいい? そんなときはCopilotに相談
2026年9月2日 09:26
やりたいことを実現する機能がわからない!
Excelには、同じ結果を得るための方法が複数用意されています。例えば、売上一覧から「担当者ごとの売上金額を集計したい」と考えた時、どの機能を使えばいいでしょうか。
Excelに慣れていれば、SUMIFS関数やピボットテーブルなどが思い浮かぶでしょう。しかし、初心者にとって難しいのは、操作方法だけではありません。そもそも、どの機能を使えば目的を達成できるのかがわからないことがあります。
そんな時は、Copilotに「何をしたいのか」をそのまま伝えてみましょう。機能名を指定しなくても、目的に応じた方法を相談できます。今回は、売上データから担当者ごとの売上を集計するケースを例に、Copilotと相談しながら、目的に合った手段を選んでみます。
機能名ではなく「やりたいこと」を伝える
ここで利用する売上表には、「受注日」「担当者」「地域」「商品カテゴリ」「商品名」「数量」「単価」「売上金額」の列が用意されています。このデータから、担当者ごとの売上金額を集計して比較するとして、どの関数や機能を使えばいいのか、何も知らないとしましょう。
担当者ごとの売上を求めるには複数の方法があります。SUMIFS関数を使えば、指定した担当者に一致する売上金額を合計できます。また、ピボットテーブルを使ってクロス集計表にまとめる方法も考えられます。
しかし、機能を知らない前提なので、「ピボットテーブルを作成して」のような具体的な指示はできません。Copilotには、何をしたいのかだけを伝えるのがポイントです。
この売上データから、担当者ごとの売上金額を集計して比較したいです。どのような方法がありますか?
まずは、意図する処理を実現するための最適解を探りたいので、[チャットのみ]モードを選択して、Copilotとのやり取りを重ねます。Copilotパネルの幅を広げておくと見やすくなります。
以下は、Copilotの回答の一部です。ピボットテーブルやSUMIF関数などの集計方法に加え、グラフによる比較やPower Pivot/Power Queryの利用も提案されました。
### 方法1:ピボットテーブル(最もおすすめ)
集計・分析用途ならこれが最も簡単です。
**手順**
1. データ範囲内のセルを選択
2. ¥挿入] → ¥[ピボットテーブル]
3. フィールド設定
* 「担当者」→ 行
* 「売上金額」→ 値(集計方法:合計)
4. 必要に応じて値を降順ソート
**できること**
* 担当者別売上ランキング
* 担当者 × 地域別売上
* 担当者 × 月別売上
* グラフ化
### 方法2:SUMIF関数
集計表を別途作る方法です。担当者一覧を作成し、
=SUMIF($B:$B,A2,$H:$H)
* B列:担当者
* A2:集計したい担当者名
* H列:売上金額
とすると、担当者ごとの売上合計を計算できます。
### 方法3:グラフで比較
ピボットテーブルやSUMIFで集計後、
* 縦棒グラフ → 売上比較に最適
* 横棒グラフ → ランキング表示に最適
* 円グラフ → 売上構成比を見る
を作成すると、誰が最も売上を上げているか一目で分かります。
### 方法4:Power Pivot/Power Query
今後データが毎月追加される場合に有効です。
* データ更新だけで再集計
* 月別推移分析
* 地域別・商品カテゴリ別分析
といった継続的なレポート作成に向いています。
いずれの方法でも「担当者ごとの売上を集計する」という目的は達成できます。しかし、ここで迷うのが、どの方法を使えばいいのかという問題です。
なお、提案されたSUMIF関数の数式は、集計表を作成する場所によって参照先を調整する必要があります。Copilotが提案した数式は、そのまま利用せず、参照先も確認しましょう。
Copilotに続けて質問する
Copilotがおすすめするピボットテーブルが、自分の目的に合った方法なのか、さらに質問してみましょう。
ここでは、担当者別の売上金額の一覧表を作成したうえで、比較するグラフを作成することを目標とします。実際にコピー&ペーストして利用できるプロンプトも同時に出力してもらいましょう。
担当者別の売上金額の一覧表を作成したうえで、比較するグラフを作成したいです。どの方法が適切ですか? また、実際に処理してもらうためのプロンプトを出力してください。
以下は、Copilotの回答の一部です。目的を具体的に伝えたことで、ピボットテーブルとピボットグラフを利用する方法が最も適切であると回答されました。
このケースであれば、ピボットテーブル+ピボットグラフが最も適切です。理由は次のとおりです。
* 担当者別売上合計を数秒で集計できる
* データが追加されても更新が容易
* 売上順に並び替えられる
* 棒グラフをそのまま作成できる
* 後から「地域別」「商品カテゴリ別」へ分析を拡張しやすい
元データには「担当者」と「売上金額」の列が存在しているため、担当者別集計に適しています。
また、以下のようなプロンプトを提案されました。そのままコピー&ペーストできるとあるので、[編集を許可する]モードに切り替えて試してみます。
#Copilotに依頼するためのプロンプト以下をそのまま入力すればよいです。
現在開いている「売上一覧.xlsx」を分析してください。以下の作業を実施してください。
1. 「担当者」ごとに「売上金額」を合計し、集計表を作成する
2. 売上金額の高い順に並べ替える
3. 集計結果を新しいシート「担当者別売上集計」に出力する
4. 集計表を基に担当者別売上を比較する集合縦棒グラフを作成する
5. グラフタイトルを「担当者別売上比較」とする
6. 売上金額には桁区切りを設定する
7. 集計結果から以下をコメントする
- 売上トップの担当者
- 売上最下位の担当者
- 全担当者の平均売上
- 売上上位3名
機能について何も知らない状態でも、目的に合った方法を選べるメリットは大きいでしょう。例えば、今回とは異なる目的を以下のように伝えれば、提案される方法も変わります。
担当者名を1人指定して、その人の売上金額をセルに表示したいです。表示した金額は、ほかの数式でも利用します。集計したデータは同じシートのJ列に表示する場合のプロンプトを出力してください。
Excelの操作方法について、インターネット上の情報を検索する場合、「ピボットテーブル 集計」「SUMIFS 使い方」といったキーワードを入力することがあります。しかし、これはSUMIFS関数やピボットテーブルという機能を知っていることが前提です。
「やりたいことはあるけれど、どの機能を使えばいいかわからない」。そんな時こそ、まずCopilotに目的を伝えてみましょう。提案された方法とその理由を確認しながら質問を重ねれば、目的に合った機能を選ぶための案内役として活用できます。






















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