どれ使う?プログラミング教育ツール

「LINE entry」でインタラクティブ作品を作ってみよう! ベーシックな機能を押さえれば超簡単

 子ども向けのプログラミングツール「LINE entry」は、プログラミングをしながら自由に作品作りができます。前回は「ミッション」という入門用のコンテンツをご紹介しました。「ミッション」でブロック型のビジュアルプログラミングのコンセプトがわかったら、次はオリジナル作品を制作してみましょう。

好きなキャラクターを選んで作品を作る

 「LINE entry」のトップページ上部にあるメニューから[ワークスペース]を選ぶと、作品の制作画面になります。会員登録をしなくても使用できるのでこの記事ではログインせずに使います。

 まず最初に見本で表示されているプログラムをキャラクターごと削除します。左下の“歩くブラウン”を[×]ボタンで削除してください。

最初の画面にあるプログラムは[×]ボタンでキャラクターごと削除

 づづいて、次の図の通り[+]で新たに好きなキャラクターを選びます。ここではイルカを選びました。

キャラクターを追加する。動物カテゴリーからイルカを選択

 イルカのキャラクターが追加されました。キャラクターには2個以上の別のポーズが「イラスト」として登録されていることがあるので確認しておきます。[イラスト]タブを開くと、“イルカ_1”と“イルカ_2”のポーズがあることがわかりました。

[イラスト]タブで2つのポーズがあるのを確認した

クリックでキャラクターのポーズが変わるプログラムを作る

 [ブロック]タブに戻り、プログラムを作り始めます。このイルカのキャラクターをクリックしたら、イルカが反応する作品を作りたいので、まず[開始]カテゴリーから[キャラクターをクリックした時]ブロックを選びます。

[キャラクターをクリックした時]ブロックを配置したところ

 イルカのポーズを変えるために、次の図を参考にプログラムを組みます。イラストを切り替えてポーズの変化を表現します。

①[表示]カテゴリーから[“イルカ_1”のイラストに変える]ブロックを配置して、“イルカ_2”に変更→②[制御]カテゴリーから[2秒待つ]ブロックを配置して値を“0.5”に変更→③[表示]カテゴリーから[“イルカ_1”のイラストに変える]を配置

効果音を追加

 さらに、効果音をつけてみます。[音]タブを選ぶと、この作品にはまだ音素材が無いことがわかりました。[音を追加]ボタンで好きな音を追加します。

“ホイッスル”という音を追加した

 [ブロック]タブに戻り、プログラムの続きを作ります。次の図を参考に、[音]カテゴリーから[音“ホイッスル”を再生する]ブロックを追加します。

クリックしてすぐに音を鳴らしたいので、[キャラクターをクリックした時]ブロックのすぐ下に音を再生するブロックを入れる

 以上で、機能が完成しました。

背景を追加する

 少し見た目が寂しいので背景を追加しましょう。背景はキャラクターの追加と同じように[+]ボタンで行います。

[背景]カテゴリーから[海の中(2)]を選択

 背景が追加されました。

背景が追加された。背景[海の中(2)]が選択されているので右側にプログラムが表示されていないが、イルカを選択すれば作成していたプログラムが表示される

 これで完成です。[▶︎]ボタンを押してプログラムをスタートさせてからイルカをクリックしてみましょう。イルカが効果音と共に反応することが確認できます。

プログラムの実行をするとイルカがクリックに反応する。作品の拡大表示もできる

 プログラムを実際に動かしたところを動画でご覧ください。

「LINE entry」で作ったインタラクティブ作品 - 窓の杜

 ブロックが5個だけの簡単なプログラムでも、ちょっとインタラクティブな要素を入れるだけで楽しい作品になります。ぜひチャレンジしてみてください。