週末ゲーム

第600回

“ニコニコ自作ゲームフェス5”お勧め作品ピックアップ 第2回

剣で斬るシューティング、ラブレターアクションなど11作品を紹介

“ニコニコ自作ゲームフェス5”公式サイト

 『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームの中から、編集部がピックアップした作品を毎週紹介していく。今回は、ニコニコ動画にて開催されている自作ゲームの祭典“ニコニコ自作ゲームフェス5”の参加作品から、窓の杜編集部がピックアップした作品を全3回にわたりご紹介する。

 第1回ではミニゲーム的な作品を中心に紹介した。続く第2回は、アクションゲームやシューティングゲーム、パズルゲームなど計11作品をご紹介する。

弾は撃たずに剣で斬るシューティング風アクション「KIRISAME BLADE 2」

「KIRISAME BLADE 2」

 「KIRISAME BLADE 2」は、2本のブレードを使って敵を倒す横スクロールシューティング風アクションゲーム。“ニコニコ自作ゲームフェス3”に出展された「KIRISAME BLADE」の続編となる作品で、見た目はシューティングゲームだが弾は撃てず、機体から伸びる光のブレードで敵を倒すという点は前作と共通している。

 ブレードは何もしなければ機体の斜め後方に出ており、攻撃ボタンを押すとブレードが前に突き出される。連打するとブレードがブンブンと振り回されるので、これで敵を斬りつけるようにして当てていく。攻撃ボタンを押したままにしているとブレードを前方に出したままになり、敵を刺すように攻撃できる。

 さらにハイパーボタンを押すと、画面左下のゲージがなくなるまで無敵状態になり、ブレードが巨大化して攻撃範囲が広がる。ゲージがなくなると元の状態に戻るが、ゲージは一定時間で回復するので再び使用できる。ゲージ回復はかなり早く、プレイ時間の半分ほどは無敵状態でいられる。通常時でもブレードで斬る感覚が気持ちいいのだが、ハイパー時は巨大化したブレードで敵の攻撃を気にすることなく一掃でき、実に爽快感がある。

 ゲームモードはステージクリア型の“ARCADE MODE”のほか、敵を連続で倒してコンボ数を競う“COMBO ATTACK”、ステージをクリアするスピードを競う“SPEED ATTACK”、特定の目標が設定されたステージをクリアしていく“MISSION MODE”が選べる。また自機は4つから選択でき、移動速度やハイパーゲージの使用感などが異なるほか、ブレードを振ると前方に衝撃波を出して攻撃できる機体もある。なお、ナビゲーターキャラクターの“卯月”は女子高校生の服装をした男子高校生だそうだ。

見た目はシューティングゲームだが、ブレードによる近接戦闘が基本。敵を斬り倒して進む爽快感が魅力の作品
「KIRISAME BLADE 2」
【著作権者】
ねこびっくり 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.20(15/05/09)

ショットとブレードを使い分けるシューティング「Repentantly」

「Repentantly」

 「Repentantly」は、ショットとブレードを使って戦う縦スクロールシューティングゲーム。ショットは前方にやや拡散して発射されるもの。ブレードは機体のほぼ全体をぐるりと回って振られる。

 ショットに比べてブレードは威力が高い。本作では敵が比較的固めで、ショットでは倒しづらいため、必然的にブレードを積極的に当てに行くことになる。自機が右に移動しているとブレードは左から右へと時計回りに振られ、左に移動していると反時計回りに振られる。システム的には、移動方向に対しての攻撃範囲がやや広くなるという違いがあるのだが、敵の居る方に向かってブレードを振り下ろすという動きが能動的で爽快に感じられる。

 また敵弾をギリギリで避けたりすることで画面左のブーストゲージが上昇。満タンになったら一定時間、ブーストを発動できる。ブースト中はショットやブレードの威力が上昇するほか、ボタンをしばらく押してから離すと、より高威力で敵の弾も消せるチャージ攻撃が出せる。危険な状況でうまくブーストを発動するのが攻略のポイントになる。

 本作は今のところステージ1だけが遊べる。最後に登場するボス戦では、ボスの機体が複数のパーツに分離し、自機がボスに囲まれるような状態になる。狭い隙間での敵弾の回避は困難だが、同時にボスとも接近するため、回避しつつブレードを振って反撃するという格好いいシーンが作られている。シューティングゲームにブレードを取り入れた作品ならではのデザインにセンスが感じられ、この先のステージにも期待が高まる。

ショットとブレードを使い分けて戦う。ブレードの方が高威力なので、なるべくうまく接近してブレードで倒していきたい
「Repentantly」
【著作権者】
DXS 氏
【対応OS】
Windows(64bit版のWindows 7/8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.100

2人のキャラクターを時に交互に、時に同時に操作「りばりば! ぷろとたいぷver」

「りばりば! ぷろとたいぷver」

 「りばりば! ぷろとたいぷver」は、2人のキャラクターを操作してゴールを目指すサイドビューのアクションゲーム。途中にあるディスクをなるべく多く集めつつ、ゴール地点となる大きなディスクにどちらか一方が到達すればステージクリアとなる。

 重力方向が2人のキャラクターのうち一方は上、もう一方は下といった具合に異なるのが特徴(ステージによっては同じ方向になっていることもある)。鏡面のようなキャラクターだが、必ずしも同時に操作する必要はなく、1人ずつ操作してそれぞれのルートにある仕掛けを突破していく。ただし一方が前に進み過ぎると画面が強制的にスクロールし、もう一方がステージから落下したり挟まれたりしてミスになるので、ある程度同じような進度で進めるのがポイント。

 赤い髪のキャラクターは空中での2段ジャンプ、青い髪のキャラクターは真横へのダッシュができる。ルートは同じでもどちらか一方の能力でしか進めない場所もあり、順番を間違えるとクリア不可能になる。どちらかのキャラクターがステージから落下したり、敵に触れたりするとミスとなりステージの最初からやり直し。ただし、操作していない側のキャラクターが敵に触れてもミスにはならない。

 アクションは基本的には1人ずつ操作するが、時には2人を同時に動かさねばならないこともあり(シンクロアクションボタンを押している間は2人同時に操作できる)、パズルとアクションの両方を同時にこなして進めていくゲームになっている。

1人ずつ操作したり、2人同時に動かしたり、あえて一方を操作しないで敵をやり過ごしたり……頭と手を同時にフル活用するゲームだ
「りばりば! ぷろとたいぷver」
【著作権者】
ですNO 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.10(15/05/17)

ピストルの反動でタックルしてから敵を撃つガンアクション「人間砲弾」

「人間砲弾」

 「人間砲弾」は、ピストルの反動で空を飛び、敵にタックルしてから撃つアクションゲーム。ゲームを開始するとキャラクターが大砲で空に射出され、空中でピストルを撃つとその反動で反対側へと加速する。十分に加速した状態で敵に接触すると、敵に的のようなマークが現れるので、今度はそちらに銃を向けて撃つ。

 操作はマウスのみを使用。マウスカーソルの方向にピストルを向け、左クリックで発射。右クリックでリロード(残弾0になると自動でリロードする)。ピストルの反動で加速が付くと、キャラクターの周りにオーラのようなものが現れる。この状態では、ステージ端でキャラクターがゴム鞠のように跳ねる。それによるダメージもなく、下にある水面に落ちたら再度上空へと撃ち出されるだけなので、とにかくピストルを撃ちまくって加速する。

 あまり加速しすぎると操作の制御が効かなくなるが、それによる問題もさほどないので、トリガーハッピー状態で撃ちまくっても大丈夫。なかなか敵に当たらなかったり、敵に当たってから狙い撃つ際に接触の勢いやピストルの反動で敵から離れてしまったりするため、やってみると意外と難しい。ゲーム自体はマウスだけで遊べる単純さで、見た目のインパクトもあるので、遊び始めから楽しい作品だ。

人間が敵にタックルしてからピストルで倒すという手順がユニーク。マウスだけで操作できるのも好印象だ
「人間砲弾」
【著作権者】
きむよし 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-

靴箱に先回りしてラブレターを入れるアクション「STEALTH LOVE」

「STEALTH LOVE」

 「STEALTH LOVE(ステルスラブ)」は、学校の放課後、思いを寄せる人の靴箱にラブレターを投函するアクションゲーム。主人公はとてもシャイな性格なので、直接思いを伝えることができない。そのため、ラブレターを手にしている姿を好きな人に見られると、その時点でゲームオーバーになる。相手に見つからず、靴箱に先回りしてラブレターを投函せねばならない。

 最初は教室付近からスタートし、相手もほぼ同時に靴箱へと向かって歩き出す。そのまま動かないでいると、相手が靴箱に到達してしまい、これもゲームオーバー。とにかくすばやく教室を抜け出して靴箱に向かいたいのだが、ラブレターを手にした姿を他の生徒に見つかると、こちらに近付いてくる。さらに接近されるとラブレターを確認されてしまい、主人公は恥ずかしさのあまりその場でしばらく動けなくなる。

 他の生徒からは隠れたり走って逃げたりするのが基本だが、フィールドにあるバケツや消火器などのアイテムをうまく活用すれば、近寄ってくる生徒を撃退して先に進める。クリアするだけなら最短ルートを走るのが手っ取り早いものの、途中のアイテムを使うことで、いわゆる実績にあたる“称号”が得られる。ただクリアするだけでなく、繰り返しプレイして色々なアイテムや攻略ルートを見つけるというやり込みも面白い作品だ。

相手や他の生徒を避けてラブレターを届ける。アクション的には隠れるより逃げ切るという感じ
「STEALTH LOVE」
【著作権者】
クリエゲーム制作プロジェクト
【対応OS】
Windows 7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
a

ひたすら塔の上を目指すアクション「256F」

「256F」

 「256F」は、塔の内部でひたすら上のフロアへと上がっていくアクションゲーム。主人公はジャンプのほかに、バッテリーを消費して飛行できる能力があり、ひとつひとつフロアを超えていく。途中には敵もおり、攻撃して撃退できる。攻撃は近距離攻撃と遠距離攻撃の2つがあり、遠距離攻撃は使用するとバッテリーを消費する。

 ポイントはバッテリーの存在で、飛行や遠距離攻撃によってバッテリーを消費し残りが0になった場合、これらの行動はできなくなる。また敵に接触した場合もバッテリーが減少する。バッテリーが少ない状態で敵に当たり、バッテリーが0未満になるとゲームオーバー。

 追加のバッテリーはフィールドの途中の“?”マークの箱を壊すと出現することがあるほか、特定のフロアに到達するとバッテリースタンドがあり、一定量をチャージできる。さらにジャンプや攻撃力、バッテリーの上限などの能力をアップするアイテムを選択していずれかを入手できるコーナーもある。

 バッテリーを使って飛行すれば複数階を一気に飛び越すこともできるが、その先に敵がいれば即ゲームオーバーになる可能性がある。かと言って地道にジャンプして進んでも、やはり敵との戦いでバッテリーが減ってしまうことも。飛行には慣性が働くため、思ったように操作するのは意外と難しい。どちらが有効か、状況を見て判断するのが重要だ。

目的はただ上を目指すだけ。見た目はレトロなテイストだが、ゲームは慣性などが物理計算されていてモダンな印象
「256F」
【著作権者】
フォルテ 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7(編集部にてWindows 8.1で動作確認)、Webブラウザー
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.8(15/05/11)

死なない主人公が倒して壊すスタントマンアクション「100秒アクションヒーロー」

「100秒アクションヒーロー」

 「100秒アクションヒーロー」は、スタントマンを操作してオーディエンス(観客)を喜ばせるアクションゲーム。主人公は体が丈夫で、どんなスタントでも怪我すらしないため、監督から指示される無茶なスタントをこなす。1回のシーンは100秒。

 重火器を扱うアクション映画のスタントで、敵を倒すとオーディエンスが増える。また木箱などのオブジェクトを破壊するとオーディエンスのテンションが上がり、敵を倒した時のオーディエンス増加数がアップする。またステージによって、マッチョのキャラ(仲間?)や人質を助けたり、速やかに脱出したりするなどの指示があり、目的を達成するとボーナスが得られる。

 ステージの途中には、壊すと爆発する油樽や、銃以外の武器も落ちている。うまく活用すればより派手なアクションを繰り出し、多くのオーディエンスを獲得できる。しかし武器は拾うと強制的に変更されるため、余計な武器を拾ってしまうと進行が難しくなったりするので注意。

 基本的にはベーシックなアクションゲームなのだが、主人公は攻撃を食らっても少し倒れるだけですぐ起き上がるので、ゲームオーバーの概念はない。時間内でどれだけ大暴れしてオーディエンスを増やせるかを競う、スコアアタック的な作品になっている。何も考えずに無敵キャラで暴れる爽快感もあるが、突き詰めていくと緻密な操作でスコアを稼いでいくゲームになっている。

丈夫で死なない主人公が大暴れ。とにかく倒して壊しまくれば、オーディエンスは概ね喜ぶ
「100秒アクションヒーロー」
【著作権者】
野良ペリカ 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.12(15/05/05)

3色のバンドメンバーが奏でるお手軽リズムゲーム「未来楽団グルーヴィオ」

「未来楽団グルーヴィオ」

 「未来楽団グルーヴィオ」は、音楽に合わせてキーを叩くリズムゲーム。ゲームをスタートすると、黄、青、赤の3人のバンドのキャラクターが登場し、楽曲に合わせて画面上で黄、青、赤、白の丸いマークが右から左に流れる。マークが左にあるターゲットと重なるタイミングでキーを叩く。

 叩くキーは3人のキャラクターに対応しており、流れてくるマークの色と同じ色のキャラクターのキーをタイミングよく叩いていく。白いマークは3人のうち誰が叩いても構わない。叩くキーの色とタイミングが合えば“超OK!!”と表示され、達成率がアップ。またマークの色と違う色を叩いた場合も“OK!”と表示され、“超OK!!”ほどではないが達成率が上がる。タイミングを完全に逃してしまうと失敗だが、すべて失敗しても楽曲の最後まではプレイできる。

 ゲームは2~4曲のストーリーで区分されており、1ストーリー内の楽曲のトータルで65%以上の達成率を突破すると次のストーリーが解禁される。

 タイミングの判定はかなり甘いので、目標の65%をクリアするのはそう難しくない。楽曲は“猫踏んじゃった”などよく知られた曲のアレンジもあり、リズムゲームとしてはとても気軽に遊べるバランスになっている。ただ流れてくるマークはかなり高速で、初見ですべての色を合わせて叩くのは難しい。また譜面が途中で消えたり、一切表示されないなどの特殊モードも選択でき、やり込み好きな人へも配慮されている。

途中でゲームオーバーにならないなど、リズムゲームとしては気軽に遊べるバランスで素直に楽しめる
「未来楽団グルーヴィオ」
【著作権者】
coolstep 氏
【対応OS】
Windows Vista/7/8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.2.0(15/05/15)

好みのユニットを召喚して戦わせるシミュレーション「召喚ダイヤモンド」

「召喚ダイヤモンド」

 「召喚ダイヤモンド」は、モンスターを召喚して戦わせるシミュレーションゲーム。相手はコンピューターのみ選べる1人用で、敵の強さやマップの広さが選択できる。

 ゲーム開始時にはユニットがなく、それぞれの召喚陣からモンスターを召喚する。召喚時には3種類のユニットが候補として上がるので、好みのユニットを選択して召喚する。その後、ユニットを動かして攻撃範囲にいる敵を攻撃。ユニットが倒されると、画面上部中央にあるライフが1減少する。敵ユニットを倒し、先に相手のライフを0にすれば勝利となる。

 モンスターには、文明、幻想、野生のいずれかの属性があり、3すくみの相性を形成している。またマップには高低差があり、高い位置から攻撃するほどダメージが上がる。召喚で強力なユニットを呼び出すためには、画面上部の紫色の魔力を消費する。魔力はフィールド中央付近に落ちており、自分のユニットをその位置に移動させると取得できる。

 召喚は毎ターン1回ずつ行えるので、数を揃えて一気に敵を攻撃するのが有利ではある。しかし紫の魔力がない状態では弱いユニットしか召喚できず、それが倒されてもライフが減少する。魔力がない状態ではあえて召喚しない、相手のユニットの属性を見ながらこちらの召喚するユニットを決めるなどの戦術が求められる。

最初は何もない状態からスタート。相手の属性や魔力の量を考えながら、こちらは何を召喚するか考える
「召喚ダイヤモンド」
【著作権者】
ちゃおび 氏
【対応OS】
Windows XP以降(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.00(15/05/05)

チェスのキングが前へ前へと突き進むテーブルゲーム「CHESS SPARTA」

「CHESS SPARTA」

 「CHESS SPARTA」は、チェスをベースにしたテーブルゲーム。7×5のフィールドでキングを操作し、前方からやってくる敵の駒を倒しながら前へと進んでいく。

 自分と敵は交互に操作する決まりがあり、敵に倒されない位置へ自分のキングを動かすと、次に敵がキングを取れそうな位置へと近付いてくる。そこを逆襲して敵を倒していくのだが、敵のいずれかの移動範囲だとキングが取られてしまいゲームオーバーになる。最低限、チェスの駒の動きは覚えておく必要がある(さほど難しくはないので、この際覚えるのも手)。ちなみに敵にもキングの駒が出てくるが、倒してもゲームクリアとはならない。

 倒した敵の駒は、最大2個まで自分の駒としてストックされる。キングを動かす以外に、入手した駒を置いて使うという、将棋的な操作も可能だ。置いた駒が敵に取られてしまってもゲームオーバーにはならない。また一定数のターンが過ぎるとフィールドが前方にスクロールする。この時、画面外に消えてしまう位置にいる駒は倒されたとみなされ、自分のキングが巻き込まれるとゲームオーバー。

 先に進むと敵の数が増えてきて、どんどん厳しくなってくる。キングの動ける場所を探すのはもちろん、手持ちの駒で取る、または盾に使う(捨て駒にする)などして突破していく。2手、3手先を考えながら敵の駒を次々に倒していくのは、チェスのようで将棋のような、パズルゲームのようでシューティングゲームのような、不思議な感覚がある。

チェスを基本にしながらも、敵を倒しつつひたすら前へと進むというデジタルゲームならではの遊びが新鮮だ
「CHESS SPARTA」
【著作権者】
足立工業 氏
【対応OS】
Webブラウザー
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-

盤上のおはじきを弾いて1枚だけにする頭脳派パズル「FlickHit」

「FlickHit」

 「FlickHit」は、5×5の盤面に置かれたおはじきを弾いて、盤上のおはじきを1つだけ残すというパズルゲーム。おはじきを弾く方向は上下左右のみで、他のおはじきにぶつかる方向にしか弾けない。ぶつけられたおはじきは、そのまま滑って盤面の外に滑り落ちていく。途中に複数のおはじきがある場合は、玉突き的に滑っていく。

 弾くのは盤上にあるどのおはじきでも構わない。とにかく上下左右のいずれかに弾いて、他のおはじきを盤面から落としていけばいい。ただし、すぐ隣のマスに置かれた、位置的に隙間がないおはじきに向かって弾くことはできず、最低でも1マスの余裕が必要。

 あとはルールに従って、最後に1つのおはじきが残るよう考えて弾いていくだけ。やっていることは単純ながら、最初はコツがわからず悩まされる。ある程度やっていると“この形になれば解ける(あるいは解けない)”というのが見えてきて、急に面白さがわかってくる。シンプルながら発想力と学習が求められるパズルゲームだ。

 ゲームは時間制限なしで全50ステージを攻略していくものと、出題される問題を次々にクリアしていくスコアアタックモードがある。

ルールは簡単だが、1つだけ残して他は弾くというのが最初はとても難しい。コツが掴めるまではあれこれ試してみるのがいい
「FlickHit」Windows版
【著作権者】
木島 正博 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(15/05/09)
「FlickHit」Android版
【著作権者】
木島 正博 氏
【対応OS】
Android 4.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(15/05/08)

(石田 賀津男)