いまさら聞けない?Windows 10のTips

第7回

きっちり制限してから子供にWindows 10パソコンを与えるのが親の責任

アダルトサイトの閲覧禁止や曜日ごとの利用時間帯の設定など

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

子供用アカウントの設定

 未成年の子供にパソコンを使わせたいが、不適切なサイトの閲覧や使い過ぎが心配な保護者も多いことだろう。

 そんなときは、Windows 10のペアレンタルコントロール機能を活用すると便利だ。従来のWindowsでも“ファミリー セーフティ”という名前で搭載されていた機能だが、アカウントの管理や設定などがより簡単になった。

 簡単と言っても、保護者の管理者権限アカウントから子供のアカウントを設定して、Web上で制限の詳細を設定する必要があるため、流れを押さえておくことが大切。以下の流れで設定しよう。

1.子供のアカウントを登録

 まずは保護者の管理者権限アカウントでパソコンにサインインし、以下のように操作する。

保護者の管理者権限アカウントでパソコンにサインインし、「設定」の[アカウント]にある[家族とその他のユーザー]で[家族のメンバーを追加]をクリック
追加するアカウントで[お子様を追加する]をクリックし、子供用のMicrosoft アカウントを入力(ない場合は取得)。[次へ]をクリックして招待を送信する

2.ファミリーへの招待を承諾

 次に子供のアカウントで以下のような操作を続ける。

追加した子供のMicrosoft アカウントでサインイン
メールアプリで招待メールを確認。[招待の承諾]をクリックする

3.Webページから制限を設定

 続けて保護者の管理者アカウントでサインインし、以下のような操作を行う。

「設定」の[アカウント]から[家族とその他のユーザー]を開くと、承諾したユーザーが子供として登録されていることを確認できる。制限を設定するには[オンラインで家族の設定を管理]をクリック
制限内容はWebページから設定する。標準では一部の制限のみ表示されているが、[その他]をクリックすると、[Web の閲覧]や[アプリ、ゲームとメディア]なども設定可能
[Web の閲覧]の制限を有効にすると、アダルトサイトなどへのアクセスや検索を禁止できる。子供が幼い場合は[許可リストに指定されたWebサイトだけを閲覧する]にチェックを付け、許可したいサイトだけを登録しておく
利用時間を制限する場合は、設定を有効化後、曜日ごとに利用開始時間と終了時間、さらにトータルの使用時間を設定する

4.制限を確認

 最後に、子供のアカウントで制限が有効になっているか確認する。

パソコンを再起動し、設定を適用後、子供のアカウントで制限が有効になっているかを確認。アダルトサイトなどにアクセスしようとすると、画面のようにアクセスが禁止される