いまさら聞けないExcelの使い方講座

【Excel】ドロップダウンに合わせて選択肢が丸で囲まれる表を作るには? マクロは不要

マクロ不要で「○」をドロップダウンリストと連動できます

帳票形式の「○」入力が簡単になる

 申込書や確認表、チェックリストなど、帳票形式の表を作成する機会は意外と多いものです。こうした帳票では、該当する項目に「○」を付けて意思や状態を示すケースがあります。

 図形を挿入して「○」を配置すれば見た目は整いますが、入力する人ごとに丸を付け直したり、位置を微調整したりするのは意外と手間がかかりますよね。特に複数の項目がある場合は、間違いの原因にもなります。

図形を挿入して「○」を付けるようなケースがありますが、少々面倒です

 そこで今回は、ドロップダウンリストの選択結果に応じて「○」を自動表示するテクニックを紹介します。マクロは不要で、IF関数とテキストボックスを組み合わせるだけ。帳票入力を効率化したい方におすすめです。

プルダウンリストとIF関数を利用する

 まずはドロップダウンリストを用意しましょう。ここでは「有」「無」のような2つ項目なので、[データの入力規則]ダイアログボックスで直接指定してしまいます。

わかりやすいように項目の横のセルを選択しています(①)。[データ]タブ(②)にある[データの入力規則](③)をクリックします
[入力値の種類]から[リスト](④)を選択して、[元の値]に「有,無」と入力します(⑤)。「,」は半角で入力してください。[OK](⑥)をクリックします
ドロップダウンリストが作成できました(⑦)

 続けて、ドロップダウンリストで選択した項目に連動するように、IF関数を使って「○」を表示させます。「有」「無」それぞれに対応する列を用意して、どちらか一方に必ず「○」が付く仕組みにするわけです。入力する数式は以下の通りです。

=IF(H4="有","○","")

=IF(H4="無","○","")

ドロップダウンリストを作成した右隣のセル(ここではセルI4)に「=IF(H4="有","○","")」と入力します(⑧)
今、セルH4は「有」なので、IF関数を入力したセルには「○」が表示されます。さらに右隣のセル(ここではセルJ4)に「=IF(H4="無","○","")」と入力します(⑨)
セルH4を「無」に切り替えると、セルI4は空白、セルJ4に「○」が表示されます(⑩)

テキストボックスからセルを参照する

 既存のテキストボックスの「○」を消去して、セルを参照するようにします。テキストボックスを選択した状態で数式バーをクリックして、「=」を入力して参照するセルを選択します。

既存のテキストボックスの「○」を消去します(⑪)
テキストボックスの枠をクリックして、テキストボックスを選択します(⑫)。数式バーに「=」と入力したら、参照するセル(ここではセルI4)をクリックします(⑬)
ドロップダウンリストを「有」に切り替えると、セルI4には「○」が表示されます(⑭)。同時にセルI4を参照するテキストボックスにも「○」が表示されます(⑮)
テキストボックスの文字サイズと位置を調整しておきます。[Ctrl]+[C]キーを押してテキストボックスをコピーします(⑯)
[Ctrl]+[V]キーを押して貼り付けたら(⑰)、セルJ4を参照するように数式を修正します(⑱)。[Enter]キーを押します(⑲)
セルJ4は空白なので(⑳)、テキストボックスにも何も表示されません(㉑)
ドロップダウンリストを「無」切り替えると、セルJ4とテキストボックスに「○」が表示されます(㉒)。位置とサイズを調整しておきます

 他の項目も同様の仕掛けで「○」付けを自動化できます。ドロップダウンリストと連動させることで、帳票の入力や確認作業が多い場合でも、操作を最小限に抑えられますよ。