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「PowerToys 0.97」が公開 ~コマンド パレットが大幅強化、新しいマウスツールも

ワイドモニターやマルチモニター環境で絶大な効果を発揮する「CursorWrap」

「Microsoft PowerToys」v0.97.0がリリース

 米Microsoftは1月20日(現地時間)、「Microsoft PowerToys」の最新版v0.97.0を公開した。「PowerToys 0.97」では「コマンド パレット」で大規模なアップデートが実施されたほか、「マウス ユーティリティ」に新しいツール「CursorWrap」が追加されている。

「コマンド パレット」の大幅アップデート

  「コマンド パレット」(Command Palette) は、キーボード操作だけでOS機能へのアクセス、コマンドやアプリの起動、ファイルやWebの検索、電卓をはじめとするツールの利用などが行えるクイックランチャー。拡張機能の仕組みを備えており、機能のON/OFFや拡張も可能な柔軟な設計になっているのも魅力。古くからあるランチャー機能「PowerToys Run」の後継として現在、開発チームがもっとも注力しているユーティリティといえるだろう。

 「PowerToys 0.97」ではデザインをカスタマイズする機能が追加され、背景の色や画像を指定できるようになった。設定画面に[個人用設定]ページが追加されており、ここで「コマンド パレット」を自分好みに調整できる。

デザインをカスタマイズする機能が追加。背景の色や画像を指定できるように

 機能面では、「PowerToys」に含まれるユーティリティを操作する拡張機能が導入されたのが目玉。「Light Switch」の切り替えや「FancyZones」のレイアウト変更、カラーピッカーの呼び出しといった「PowerToys」操作が「コマンド パレット」から行える。

「コマンド パレット」で「PowerToys」を操作

 さらに、フォールバック順序の調整も行えるようになった。「コマンド パ
レット」を起動すると実行するコマンドの候補がリストアップされるが、その順番を自分好みに調整できる。よく利用するコマンドを上にしておけば、生産性が向上するだろう。

フォールバック順序の調整

新しいマウスツール「CursorWrap」

  「CursorWrap」 は、マウスカーソルがスクリーンの端へ到達した際、そこを突き抜けて反対側の端へカーソルを移動できるようにするユーティリティだ。ワイドモニターやマルチモニター環境で絶大な効果を発揮する。

「マウス ユーティリティ」に新しいツール「CursorWrap」が追加

 ただし、既定では無効となっているようだ。利用したい場合は、[入出力]-[マウス ユーティリティ]設定画面で有効化する必要がある。

そのほかの改善

 そのほかにも、「PowerToys 0.97」ではさまざまな改善が行われた。以下におもなものを挙げる。

  • タスクトレイアイコンをクリックすると現れるパネル「クイック アクセス」フライアウトを高速化。設定画面のプロセスから切り離した
  • コマンドライン(CLI)対応の強化。「FancyZones」、「Image Resizer」「File Locksmith」といったツールがコマンドラインで操作可能に
  • 新機能を案内するダイアログを刷新
新機能を案内するダイアログを刷新

 「PowerToys」は、パワーユーザー向けに提供されているMicrosoft公式のシステムユーティリティ群。Windows 95/XP時代、盛んに行われていた取り組みをWindows 10/11で、しかもオープンソースで復活させたものだ。ウィンドウを決まった位置にすばやく配置できる「FancyZones」、ファイル名を一括変更できるシェル拡張「PowerRename」など、『OSにも標準で備わっていればいいのに』と感じられる便利な機能が多く収録されている。

 対応OSは「Windows 10 バージョン 2004」以降で、現在「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。「Microsoft Store」からも入手できる。すでに利用中の場合は、アプリ内蔵のアップデーターで更新可能だ。

ソフトウェア情報

「PowerToys」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.97.0(26/01/20)