いまさら聞けない?Windows 10のTips

第11回

不要なファイルを削除してディスクの空き容量をギガ単位で確保したい

「ディスク クリーンアップ」の利用やOneDriveの同期フォルダー設定を見直そう

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

「ディスク クリーンアップ」の利用

 パソコンのストレージとしてSSDが主流になった現在では、ディスクの空き容量不足は、比較的、身近な問題のひとつ。いざというときに空き容量を、しかもギガ単位で確保する方法を覚えておこう。

エクスプローラーで[PC]を選択し、[ローカルディスク(C:)]を右クリックしてプロパティを表示。[ディスクのクリーンアップ]をクリック後、[システムファイルのクリーンアップ]をクリックすると、復元用ファイルなど、より多くのファイルを削除できる

 比較的、空き容量を稼ぎやすいのは、やはり「ディスク クリーンアップ」を使う方法。ダウンロードの一時ファイルなどで数十~数百MB単位で不要なファイルを削除できるが、システムファイルまで含めると、さらに多くのファイルを削除できる。

 特に、Windows 7/8.1からWindows 10にアップグレードした場合は、以前のOSのファイルが十数GBほど保管されている。アップグレード後、1か月間、元のOSに戻せるようにするためのファイルだが、戻す予定がないなら、削除してしまうのもひとつの選択だ。

OneDriveの同期フォルダーの設定

通知領域の[OneDrive]アイコンを右クリックして[設定]を選択。[アカウント]タブの[フォルダーの選択]ボタンをクリックし、常時同期させる必要がないフォルダーのチェックを外しておく

 もう1つの可能性として有力なのは、OneDriveの同期ファイル。標準では、OneDrive上のすべてのファイルが同期対象となっているため、クラウド上に大量のファイルがあると同期によってパソコンの空き容量が大量に消費されている可能性がある。

 OneDriveの設定で同期するフォルダーを選択できるので、容量の多いフォルダーの同期をオフにすることも検討してみよう。