いまさら聞けない?Windows 10のTips

第31回

これからはバージョン番号で対応確認が当たり前に! コマンドでバージョン番号を確認する

Anniversary Updateを適用しないと利用できないアプリなどがあるため

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

Anniversary Updateを適用しないと利用できないアプリなどがある

 Windows 10の各種機能の中には、特定のバージョンでしか使えないものがいくつかある。たとえば、ペン向けの機能が統合された「Windows Ink」などは、2016年8月にアップデートされたAnniversary Update(バージョン1607)でないと利用できない。

 今のところ、Windowsの特定のバージョンでないと動作しないアプリやハードウェアは少ないが、今後、前述したWindows Inkなどの新機能を必須条件とするアプリやハードウェアなどが登場することになれば、自分が使っているのが、同じWindows 10でも、一体、どのバージョンなのかを把握しておかないと困る時代になってくるだろう。

 では、どうやってバージョンを確認すればいいのかというと、「winver」というプログラムを利用する。

コルタナの検索ボックスに“winver”と入力。コマンドを実行すると、現在のバージョン(Anniversary Update適用時は1607)が表示される

 ちなみに、コルタナに音声で「バージョン番号を教えて」と言っても答えてくれない点は、ぜひマイクロソフトに改善してほしいポイントの1つ。