いまさら聞けないWindows 10のTips

第188回

一時ファイルや“ごみ箱”の中身を自動削除! 空き容量の監視人“ストレージ センサー”

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれませんが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在します。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介します。

不要なファイルを自動削除してくれる“ストレージ センサー”機能を解説

 「Fall Creators Update」が適用されたWindows 10では、従来のバージョンに比べてHDD/SSDの空き容量を確保しやすくなっています。

 「OneDrive」のファイルのオンデマンドなども大きく貢献していますが、“ストレージ センサー”も活用すると、容量不足に悩まされることも少なくなりそうです。

 “ストレージ センサー”は、パソコン上の不要なファイルを自動的に削除してくれる機能です。

 “ごみ箱”にたまった削除済みのファイルの名残、WebブラウザーでWebページを表示する時に一時的に保存されたキャッシュファイル、ダウンロードされたまま長期間放置されているファイル、Windows 10のアップデート時に保管された以前のバージョンのファイルなどをチェックし、定期的に自動的に削除してくれます。

 とは言え、勝手に“ごみ箱”の中身や過去にダウンロードしたファイルを削除されては困るという場合もあるでしょう。このため、削除するファイルを選択することもできます。

 標準では無効になっているので、自分の使い方に合わせて設定を変更した状態でONにしておくといいでしょう。

[設定]の[システム]から[ストレージ]を選択。[空き容量を増やす方法を変更する]をクリックすると、“ストレージ センサー”のON/OFFを切り替えたり、削除するファイルを選択できる