Windowsにまず入れる定番無料アプリ -2018年版-

ダブルクリックだけで圧縮ファイルを解凍できるソフト「Lhaplus」

外部DLL不要で、LZH/ZIP/CAB/RARなど20種類以上の形式に対応する

「Lhaplus」

 Windows 10の提供が開始されてもう3年目。新調したWindows 10搭載のパソコンにも慣れている方も多いだろう。Windows 10の標準機能は豊富で、さまざまな新機能もアップデートで追加される。しかし、Windows 10をもっと快適に使えるフリーソフトも数多く公開されている。パソコンの普段使いに少し不便を感じている方も、もっと自分仕様にカスタマイズしたい方も、フリーソフトの導入を検討してみてはいかがだろうか。本連載では「Windows 10」で“使える”フリーソフトを厳選。機能だけでなくあわせて紹介する利用シーンも参考にして欲しい。

簡単な操作でファイルを圧縮・解凍できる「Lhaplus」

 普段、ファイルの圧縮は、Windows 10の標準機能を使っていて、“解凍”の操作もあまり意識していない方もいるだろう。しかし、ほかの人から受け取った圧縮ファイルが「LZH」や「RAR」などの形式で困ることも多い。その時になってあわてないように、あらかじめインストールしておきたいのが「Lhaplus」だ。LZH/ZIP/CAB/RARなど、20種類以上のアーカイブ形式を扱える。圧縮・解凍用の外部DLLは不要だ。

[詳細設定]で細やかな設定が可能

 標準の[簡易設定]画面はシンプルで使いやすいが、「Lhaplus」の機能を使い切るなら[詳細設定]画面に切り替えておくといいだろう。圧縮・解凍先フォルダーの指定やフォルダーの自動生成のON/OFFといった挙動を細かく指定できるほか、パスワード付きZIPファイルへの圧縮や自己解凍書庫の作成なども可能だ。

[一般設定]タブにある[詳細設定]ボタンをクリックすれば、[詳細設定]画面に切り替わる
[関連付け/シェル]タブでは、拡張子の関連付けのほか、ショートカットやコンテキストメニューへの機能追加ができる
「Lhaplus」のアイコンにファイルをドラッグ&ドロップしての圧縮・解凍はもちろん、右クリックからの操作も可能

パスワードの設定も可能

 パスワード付きのZIP形式のファイルで圧縮するには、[圧縮設定2]タブから行う。固定のパスワードのほか、都度パスワードを指定することもできる。ここで設定した内容は、コンテキストメニューの[.zip(pass)]を選択したときにも有効になる。

パスワードは、固定・都度から選択可能。パスワードの履歴が削除できるのは助かる