やじうまの杜

新年度、会社支給のPCは人権スペックを備えているのか「Cinebench」で調べてみよう

筆者のスコアは“1137”で問題外。Twitterで参考になるスコアを共有して!

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「Cinebench」R23

 新年度が始まり、入社や部署の移動で新たなパソコンを支給された方も多いかと思います。業務で使うパソコンは仕事の効率に直結するので、スペックは気になるところ。巷では“人権スペック”なる言葉もよく聞かれます。パソコンの性能で会社からかけられた期待もわかるかもしれません。

 しかし、メモリは「設定」アプリの[システム]-[詳細情報]画面の数値を見ればある程度すぐわかるものの、CPUの性能は“3.60GHz”といわれてもコア数やスレッド数によって変わるでしょうし、Core i7とRyzenでは性能が違うとか素人には判断つきかねます。

「設定」アプリの[システム]-[詳細情報]画面

 そこで今回はCPUの性能を図れるベンチマークソフト「Cinebench」の最新版R23を使って、会社から支給されたパソコンがどれだけ早いか、調べてみます。弊社の名誉のためあらかじめお断りさせてもらいますが、今回テストに使うマシンは今年度支給されたものではなく、5年ほど前に支給されたものです。

 「Cinebench」の使い方は簡単で、起動して[Start]ボタンを押すだけ。今回はCPU全体の性能を知りたいので[CPU (Multi Core)]の右にあるボタンを押します。正確な性能を計るにはすべてのソフトを終了し、Windowsのディスクインデックス作成やセキュリティ対策ソフトのウイルスチェックも無効化しておいた方がいいでしょう。ちなみに、「Cinebench」はウィンドウの横幅がかなり広いので、小さいデスクトップでは収まらないかもしれませんが、はみ出していてもベンチマークには影響がないはずです。

4つの正方形が現れて3Dオブジェクトをレンダリング

 ベンチマークが始まると画面に4つの正方形が現れてリアルな3Dオブジェクトのレンダリングが始まります。正方形のレンダリングが終わると新たな正方形が現れ、渦巻き状にレンダリングされた領域が広がっていきます。

渦巻き状にレンダリングされた領域が広がる
複雑なオブジェクトがある部分は時間がかかるが、単純な壁の部分はサクサク進んで気持ちがいい

 私のパソコンでは20分ほどでベンチマークが完了しました。スコアは……“1137”! 「Cinebench」の画面に表示されたランキングでぶっちぎりの最下位です。11位に3倍の差を付けられての最下位。Googleで“Cinebench 結果”を検索してみても勝てる数値を見つけるのが大変です。やっと勝てたと思ったらAtomだったり……。これでは例としてまったく役に立ちません!

筆者のスコアは“1137”!

 そこで読者の皆様にお願いです。「Cinebench」で会社支給パソコンのスコアを計ってこの記事のツイートに返信してください! 何のお礼もできませんが、新しいパソコンを支給された皆さんのためだと思って、“人権スペック”っぽいスコアを共有していただければ幸いです。お願いします!