やじうまの杜
ソースコードを画像でSNS共有するときに心がけたいこととは?
カッコよさ・利便性だけでなく、ググラビリティとコピペラビリティにも配慮したい
2022年6月9日 06:45
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
先日、「Visual Studio Code」で書いたソースコードをポラロイドカメラのようにその場でキレイにプリントアウトし、「Twitter」などへ投稿できる画像を手軽に作成できる拡張機能をご紹介しました。
「Polacode」のようなツールがソースコードのSNS共有で好まれるのは、
- 「Twitter」には字数制限があるため、画像にしなければソースコードが収まらない
- SNSには通常、ソースコードを構文色分けする機能(シンタックスハイライト)がないので、ソースコードを投稿しても読みにくい
- 「@」や「.」を含むとメンションやURLと誤認されてリンクされてしまうことがある
- 単純にカッコいい
といった理由があるからなのですが、一方で
- ソースコードをコピー&ペーストして手軽に動作を試せない
- 検索に引っかからないので、一度埋もれてしまうと探せない
という欠点を危惧する声も寄せられました(ここではソースコードを何も考えずにコピペすることの是非は脇に置いておくことにしましょう)。このような問題を解決する、もっとスマートな方法はないものでしょうか。
解決策その1:ソースコードへのリンクを添付する
まず、どこかにソースコードを掲載して、投稿にそのリンクを添付するという方法が考えられます。
コピペできないじゃん!って思ったけどSNS用なのか。コードへのリンクとともに貼られるなら良いのかな。
— 山p⛅ (@yamap_55)June 8, 2022
質問サイトとかもこういうので貼られそうで嫌だけど。
ソースコードの断片をスタイリッシュな画像にするVisual Studio Code拡張機能【レビュー】 - 窓の杜https://t.co/zSszokGMdG@madonomori
ソースコードを置く場所としては、「Gist」がちょうどよいでしょう。これは「GitHub」が提供しているソースコード(の断片)を共有するサービス。ソースコードをシンタックスハイライトしたり、説明文をつけたりはもちろん、修正がリビジョン管理されるのも「GitHub」らしくてよいところです。もちろん、ソースコードのコピーも可能。
Web検索に引っかかるかどうかはわかりませんが、「GitHub」「Gist」に置いてあるならば誰かの目に留まって有効活用される可能性はあります。検索機能もありますし、スターをつけたり、フォークすることもできますからね。
解決策その2:代替テキスト(alt)を活用する
もし「Twitter」に限るならば、画像の説明にソースコードを貼り付ける方法もあります。初めてこれを目にしたときは「なるほど」と思いました。
コードのスクショのaltにコード書くの、正しいって思った。pic.twitter.com/gWN4ovcKfz
— 統合開発環境 (@sadnessOjisan)May 28, 2022
運営側が意図した使い方、代替テキスト(alt)本来の用い方とはちょっとズレてしまうかもしれませんが、閲覧する側にとってはなかなか便利で、投稿する側にとってもそんなに手間ではありません。少なくとも、わざわざ「Gist」を作って共有URLを貼るよりは手軽です。
実際にやってみたので、ツイートの添付画像左下の[ALT]アイコンをクリックしてみてください。
— たるい (@TaruiHideto)June 7, 2022
いかがでしたか? もし「ほかによい方法を知っているよ!」という方がいらっしゃれば教えてくださいね。