レビュー
ソースコードの断片をスタイリッシュな画像にするVisual Studio Code拡張機能
Twitterなどで共有したいときに便利なインスタントプリントツール「Polacode」
2022年6月8日 06:45
「Polacode」は、ソースコードをスタイリッシュな画像にする「Visual Studio Code」用の拡張機能。「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「MIT License」。「Visual Studio Marketplace」から無償でダウンロードできる。
開発者ならば、SNSでちょっとしたソースコードを共有したいと思うことはときどきあるだろう。しかし、インデントが崩れたり、ソースコードが色分けされず見にくかったりと、なかなか面倒なのが現実だ。「Twitter」ならばこれに加え、文字数制限の問題もある。「コードゴルフ」(与えられた処理をできるだけ短く実装するパズル的競技)のような遊びならまだしも、スペースやインデント込みでソースコードを半角280文字におさめるのは難しい。また、「@」や「.」を含むとリンクになってしまうことがあるのも煩わしい。
そこでよく用いられるのが、ソースコードを画像にしてしまう方法だ。以前にも紹介したことのある「Carbon」などのソリューションを用いるのが手っ取り早いが、「Visual Studio Code」ならば今回紹介する「Polacode」を試してみてもよいだろう。
「Polacode」は「ポラロイド」(Polaroid)と「コード」(Code)を組み合わせた造語。ソースコードを撮影し、その場で写真にしてしまうところはまさしくポラロイドで、なかなかうまいネーミングに思える。
「Polacode」をインストールするには、「Visual Studio Marketplace」の拡張機能ページにある[Install]ボタンを押す。「Visual Studio Code」のサイドバーから拡張機能ビューにアクセスし、検索・インストールしてもよい。拡張機能が正常にセットアップされると、「Visual Studio Code」のコマンドパレット([F1]キーまたは[Ctrl]+[Shift]+[P]キー)から「Polacode」へアクセスできるようになる。
「Polacode」を呼び出すと、サンプルコードとアイコンからなるサイドパネルが表示される。ここに「撮影」したいソースコードをコピー&ペーストすれば、キレイにシンタックスハイライトされたソースコード画像が表示されるはずだ。あとはアイコンをクリックしてローカルドライブに保存し、SNSへ投稿すればよい。
生成されたソースコード画像は、右下をドラッグすることで大きさを変更することが可能。改行位置が気に入らない場合は、ここからサイズを調整するとよいだろう。また、設定オプション(polacode.*)を書き換えれば、見栄えのカスタマイズも可能だ。
ソフトウェア情報
- 「Polacode」
- 【著作権者】
- Pine(@octref) 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.3.4(19/09/28)