やじうまの杜
POPCNT命令だけじゃない、「Windows 11 バージョン 24H2」はSSE4.2対応のCPUが必要に?
「Windows 11 Insider Preview」Build 26080以降では非対応CPU環境でOSが起動せず
2024年4月25日 06:45
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
以前、POPCNT命令に対応しない古いシステムでは「Windows 11 Insider Preview」Build 25905以降が起動しなくなっていることをお伝えしましたが、また新しい制限が見つかった模様。@TheBobPony氏が自身の「X」(Twitter)アカウントで明かしたところによると、「Windows 11 Insider Preview」Build 26080以降ではOSの起動に「SSE4.2」対応のCPUが必要になっているそうです。
⚠️ UPDATE: Since Windows 11 Build 26080, a CPU with the SSE4.2 instruction is ALSO REQUIRED TO BOOT Windows 11 Version 24H2!!
— Bob Pony (@TheBobPony)April 21, 2024
Attempting to boot Build 26080+ on systems without the SSE4.2 instruction present will trigger an automatic reboot once it reaches the boot screen phase.https://t.co/iLkYuqQojZpic.twitter.com/5RCxzoFexQ
同氏が試したところ、「SSE4.2」未対応のシステムで Build 26080 以降を起動しようとすると、起動画面に達したところで自動的に再起動がかかってしまうとのこと。
執筆時現在、「Windows 11 2024 Update」(バージョン 24H2)になると目されているブランチの最新ビルドは Build 26100 。もしかすると「バージョン 24H2」では「SSE4.2」未対応のCPUは利用できないかもしれません。
もっとも以前から申し上げている通り、「Windows 11」はこうした10年以上前に売られていたような古いCPUを元々サポートしていません。なので、この変更で影響を被るユーザーはごく僅かでしょう。OSのCPU要件を強引に回避し、古いPCへ無理やり「Windows 11」をインストールしているユーザーだけは気を付けてください。