やじうまの杜

20年前のCPUだから、もういいよね……「Microsoft Edge 126」でSSE3がサポート終了へ【7月23日追記】

記事掲載後にSSE3のサポート終了が「Microsoft Edge 128」まで延期

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「Microsoft Edge」v124.0.2478.105が公開

 「Microsoft Edge 126」で、「SSE3」命令に対応していないCPUの対応が打ち切られるというアナウンスがありました。当該CPUを搭載したデバイスには、今後「Edge」のアップデートが提供されないとの由。

 「SSE」(Streaming SIMD Extensions:ストリーミングSIMD拡張命令)は、CPUの命令を複数のデータへ同時に適用できるようにする技術で、そうした処理の多い暗号化やマルチメディアの分野でおおいに活用されています。同時に単一データ・単一命令(SISD)しか扱えないCPUに比べると、パフォーマンスは段違いです。

 「Edge 126」で必須とされる「SSE3」命令はその3代目で、2004年に登場した「Pentium 4」の「Prescott」コアで初めて実装されたのだそうです。つまり20年前の技術で、今では当たり前のもの(AMD製CPUにも当然あります)。今回の変更で困るのは「Pentium 3」世代のPCをまだ大事に使っているユーザーだけです。

 ちなみに、「Google Chrome」は2021年の「Chrome 89」で「SSE3」を切り捨て済み。Microsoftは3年も長く頑張ったわけです。

 「Edge」をはじめとするMicrosoft製品は保守的な運用を求めるユーザーを多く抱えており、同社は互換性の維持に努めていますが、それも限界に達したということでしょう。Windows 10のサポート終了も迫っていることですし、これを機会に新しいデバイスへ更新しましょう。

[2024年7月23日編集部追記] 記事掲載後、「Microsoft Edge」の対応環境に関するページが更新され、「SSE3」命令に対応していないCPUのサポート終了が「Microsoft Edge 128」まで延期された。