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「Windows 11」Canary/Dev最新版、統合型「Teams」や「Copilot」以外にも多くの改善

統合型「Teams」アプリや「Copilot」ウィンドウモード以外にも多くの改善

Microsoft、「Windows 11 Insider Preview」Build 26080をCanary/Devチャネルでリリース

 米Microsoftは3月13日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 26080をCanary/Devチャネルでリリースした(ge_release)。それぞれ以下のバージョンが配信されている。

  • Canary(フルルビルド):Build 26080.1
  • Dev(サービス更新プログラム):Build 26080.1100(KB5037133)

 フルビルド更新はOS全体を入れ替える(アップグレード)ため、処理に時間がかかる。一方のサービス更新プログラムは通常のOSアップデートと同じで、更新プログラムを適用するスタイルだ。違いは更新の方法のみで、コード自体は両者共通となっており、機能上の違いはない。

 なお、CanaryチャネルとDevチャネルが同じビルドを受信するのは当面の間だけだ。いずれは、Canaryチャネルはより高いビルド番号へ切り替わる。それまでの間はCanaryチャネルとDevチャネルの切り替えが可能。チャネルを移動したい場合は、今がチャンスだ。

 本ビルドでは、「Copilot in Windows」のウィンドウモード個人アカウントのアプリと職場・学校アカウント両対応の統合型「Microsoft Teams」アプリなどが導入された。そのほかにも、以下の新機能が追加されている。

  • 「Copilot in Windows」の強化がより多くの環境に展開。対応するOSアクションが増えるほか、「Copilot」を介して「Power Automate Desktop」を利用できる
  • 「クイック設定」パネルにライブキャプションのボタンを追加
    「クイック設定」パネルにライブキャプションのボタンを追加
  • タスクバーのアプリアイコンの下に表示されるプログレスバーのデザインを更新。スタートメニューにも同じデザインが適用される
    タスクバーのアプリアイコンの下に表示されるプログレスバーのデザインを更新
  • 書庫ファイルの解凍処理でファイル名の競合がある場合、指定したアクション(スキップ・置換)を以降のすべてに適用するオプションを追加
    書庫ファイルの解凍処理でファイル名の競合がある場合の新オプション
  • [プリンターとスキャナー]設定ページにプリンターの名前を変更する機能

 なお、Build 26080をダウンロードしてインストールする際に、[設定」アプリがクラッシュしたり、[Windows Update]設定ページを読み込めなかったりすることがある。その場合は、OSを再起動するとよいようだ。また、「Dev Drives」を利用している場合、ロールバックはBuild 26063以降にとどめること。そうでなければロールバック時に「Dev Drives」が壊れることがある。