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「Windows 11」Canary/Dev最新版、統合型「Teams」や「Copilot」以外にも多くの改善
統合型「Teams」アプリや「Copilot」ウィンドウモード以外にも多くの改善
2024年3月15日 07:59
米Microsoftは3月13日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 26080をCanary/Devチャネルでリリースした(ge_release)。それぞれ以下のバージョンが配信されている。
- Canary(フルルビルド):Build 26080.1
- Dev(サービス更新プログラム):Build 26080.1100(KB5037133)
フルビルド更新はOS全体を入れ替える(アップグレード)ため、処理に時間がかかる。一方のサービス更新プログラムは通常のOSアップデートと同じで、更新プログラムを適用するスタイルだ。違いは更新の方法のみで、コード自体は両者共通となっており、機能上の違いはない。
なお、CanaryチャネルとDevチャネルが同じビルドを受信するのは当面の間だけだ。いずれは、Canaryチャネルはより高いビルド番号へ切り替わる。それまでの間はCanaryチャネルとDevチャネルの切り替えが可能。チャネルを移動したい場合は、今がチャンスだ。
本ビルドでは、「Copilot in Windows」のウィンドウモードや個人アカウントのアプリと職場・学校アカウント両対応の統合型「Microsoft Teams」アプリなどが導入された。そのほかにも、以下の新機能が追加されている。
- 「Copilot in Windows」の強化がより多くの環境に展開。対応するOSアクションが増えるほか、「Copilot」を介して「Power Automate Desktop」を利用できる
- 「クイック設定」パネルにライブキャプションのボタンを追加
- タスクバーのアプリアイコンの下に表示されるプログレスバーのデザインを更新。スタートメニューにも同じデザインが適用される
- 書庫ファイルの解凍処理でファイル名の競合がある場合、指定したアクション(スキップ・置換)を以降のすべてに適用するオプションを追加
- [プリンターとスキャナー]設定ページにプリンターの名前を変更する機能
なお、Build 26080をダウンロードしてインストールする際に、[設定」アプリがクラッシュしたり、[Windows Update]設定ページを読み込めなかったりすることがある。その場合は、OSを再起動するとよいようだ。また、「Dev Drives」を利用している場合、ロールバックはBuild 26063以降にとどめること。そうでなければロールバック時に「Dev Drives」が壊れることがある。