脱初心者!すぐに役立つショートカットキー
第3回
[Alt]+[Tab]キーよりも爆速なタスク切り替えショートカットキーを使いこなせ!
2022年8月12日 15:45
アプリケーション(プロセスやタスクとも呼ばれます)の切り替えには、 [Alt]+[Tab]キー を用いるのが定番です。しかし、状況によってはほかの方法を選んだ方がよいこともあります。
ショートカットキーのなかでもあまり知られていなかったり、ぜひ知っておいていただきたいものを取り上げていきく本連載。今回はタスクの切り替えに使えるショートカットをまとめてみました。
「タスク ビュー」を表示する[Windows]+[Tab]キー
「タスク ビュー」はWindows 10以降に搭載されている機能で、開いているウィンドウの一覧をサムネイル表示します。ショートカットキーは [Windows]+[Tab] キーです。
[Alt]+[Tab]キー との違いは、
- キーを押し続ける必要がない。マウスでウィンドウを選べる(「タスク ビュー」を消したいときはアイテムを選ぶか、[Esc]キーを押す)
- サムネイルの右クリックメニューが利用可能。スナップや仮想デスクトップ関連のコマンドが使える
- アプリの利用履歴をさかのぼることができる(Windows 10の場合)
- 仮想デスクトップの切り替えや作成が可能
といったところで、要するに [Alt]+[Tab]キー の高機能版として利用できます。ただし、応答性は [Alt]+[Tab]キー に分があるでしょう。
[Alt]+[Tab]キーより爆速なタスク切り替え[Alt]+[Esc]キー
しかし、応答性を重視するならば [Alt]+[Tab]キー よりも早いショートカットキーがあります。 [Alt]+[Esc]キー です。
[Alt]+[Esc]キー は、ウィンドウを開かれた順に切り替えます。 [Alt]+[Tab]キー のようにサムネイルプレビューが表示されないこともあり、タスクの切り替え速度だけで言えばおそらく最速です。
ただし、デスクトップに10個も20個もウィンドウがある場合は、 [Alt]+[Tab]キー でサムネイルプレビューできる方が何かと便利。いつもウィンドウを開く数を数個に抑えている人向けのショートカットキーと言えるでしょう。余分なウィンドウを開かないのはシステム負荷を抑えるのにも有効ですし、これを機にミニマリスト運用を心がけるのもよいかもしれません。
番外編:[Windows]+数字キー
タスクバーにアプリをピン留め(固定表示)するとマウスクリックでいつでもアプリを起動できて便利ですが、実はこれにはもう1つの利点があります。タスクバーのアプリは左から順に [Windows]+[1]キー 、 [Windows]+[2]キー ……で起動できるのです。10番目のアプリは [Windows]+[0]キー ……でアクセス可能。つまり、ピン留めしておけばタスクバーをショートカットキー対応のアプリランチャーとしても使えるわけですね。
しかも、すでにアプリが起動中であれば、このショートカットキーでアプリのウィンドウを最小化することも可能。最小化されていれば、元の状態に復元してアクティブにすることもできます。
お気に入りのアプリへタスクスイッチしたい場合にも使えるので、覚えておくと便利です。場合によっては [Alt]+[Tab]キー 、 [Alt]+[Esc]キー よりも早いでしょう。