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仮想タッチパッド機能が追加された「Windows 10 Insider Preview」Build 14965
外部モニターをマウスなしで操作可能で、タブレットとTVへ接続した場合などに便利
2016年11月10日 10:22
米Microsoft Corporationは9日（現地時間）、Windows 10の次期メジャーアップデートのプレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 14965を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。今回もPC版とモバイル版の同時リリースとなっている。
Build 14965では、外部モニターをマウスなしで操作できる仮想タッチパッド機能が追加された。タブレットをTVへ接続して操作したい場合などに役立ちそうだ。
仮想タッチパッド機能を利用するには、まずタスクバーの右クリックメニューから［Show touchpad button］オプションを有効化しよう。すると、タスクトレイへ［Touchpad］ボタンが追加され、仮想タッチパッドへアクセスできるようになる。
この仮想タッチパッドは、ハードウェアの高精度タッチパネルと同様、三本指や四本指でのジェスチャーにも対応。タスクの切り替えや仮想デスクトップの切り替えが簡単に行えるほか、「設定」アプリの［デバイス］－［Touchpad］で設定したジェスチャーを利用することもできる。
さらに本ビルドでは「付箋（Sticky Notes）」アプリがv1.2.9.0へとアップデートされ、手書きメモの認識に対応する言語が拡充された。日本ではフライトや株式の情報を認識できるようになっているという。また、［Ctrl］＋［B］キーで太文字にできるようになるなど、キーボードショートカットの追加も行われている。
そのほかにも、“Windows Ink”の機能強化や「レジストリ エディター」のアドレスバーの改善が図られた。また、フィードバックで寄せられたさまざまな不具合が修正されているという。
なお、PC向け言語パックのビルドが少し遅れているとのこと。言語パックを利用しているユーザーは、言語パックがリリースされてからのアップデートが推奨されている。