フリーのPDFビューワー「Foxit Reader 8.3」が公開 ～3件の脆弱性を修正

「Foxit Reader」v8.3.0.14878

　米Foxit Corporationは18日（現地時間）、フリーのPDFビューワー「Foxit Reader」の最新版「Foxit Reader 8.3」を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。日本語版は、後日公開されるものと思われる。

　今回のアップデートでは、コメントの管理機能が強化。投稿者やステータスでコメントをフィルタリングしたり、コメントパネルでコメントの総数を確認できるようになった。また、PDF文書へインラインコメントを追加し、それを共有したり、オンラインで他のユーザーとディスカッションを行えるようになった。そのほかにも、“ConnectedPDF”機能の強化などが行われている。

　なお、本バージョンでは脆弱性の修正も行われているので注意。

　同社が公開したセキュリティ情報によると、本バージョンで修正された脆弱性は全部で3件。Windows版の「Foxit Reader」および「Foxit PhantomPDF」のv8.2.1.6871およびそれ以前のバージョンに影響し、リモートから任意のコードを実行されたり、予期せぬクラッシュを引き起こす恐れがあるという。