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オープンソースの電子書籍管理ソフト「calibre」が約3年ぶりのメジャーアップデート
コンテンツサーバーを新規に開発。高解像度モニターのサポートやアイコンテーマも導入
2017年6月19日 15:31
オープンソースの電子書籍管理ソフト「calibre」の最新版v3.0が、16日に公開された。Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版はWindows Vista/7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
「calibre」は、オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応の電子書籍管理ソフト。非常に多機能で、電子書籍ファイルを閲覧するためのビューワー機能や電子書籍の情報を編集する機能、各種ドキュメント・電子書籍ファイル形式を相互変換する機能、電子書籍リーダーとの同期機能など、電子書籍に関する機能はあらかた揃っている。
約3年ぶりのメジャーバージョンアップとなる本バージョンの目玉は、新規に開発されたコンテンツサーバー機能だ。本機能を利用すると「calibre」のライブラリをローカルエリアネットワークへ公開することが可能。Webブラウザーで“http://(IPアドレス):8080”へアクセスするだけで利用できるので、PCで管理している電子書籍をタブレットやスマートフォンで楽しめる。
また、高解像度モニターに対応するなどユーザーインターフェースも改善。アイコンテーマがサポートされ、「calibre」のツールバーのアイコンを好みのアイコンセットへ変更できるようになった。そのほかにも、コンバーター機能では「Microsoft Word」ファイル形式(DOCX)への変換が新たにサポートされている。
ソフトウェア情報
- 「calibre」Windows版
- 【著作権者】
- Kovid Goyal 氏
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 3.0(17/06/16)