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Microsoft、「Outlook」のセキュリティアップデートを定例外で公開

CVE番号ベースで3件の脆弱性を修正

公式ブログ“Office Updates”によるアナウンス

 米Microsoft Corporationは27日(現地時間)、「Outlook」のセキュリティアップデートを定例外で公開した。CVE番号ベースで3件の脆弱性が修正されており、アップデートの適用が推奨されている。

 同社が公開したセキュリティ情報によると、「Outlook」にはセキュリティ機能がバイパスされてしまう脆弱性(CVE-2017-8571)、情報漏えいの脆弱性(CVE-2017-8572)、メモリ破損の脆弱性(CVE-2017-8663)が存在するという。深刻度はいずれも“重要”。影響を受けるのは、以下のバージョンとされている。

  • 「Microsoft Outlook 2007 Service Pack 3」
  • 「Microsoft Outlook 2010 Service Pack 2」
  • 「Microsoft Outlook 2013 Service Pack 1」
  • 「Microsoft Outlook 2013 RT Service Pack 1」
  • 「Microsoft Outlook 2016」

 なお、今回のアップデートでは2017年6月セキュリティ更新プログラムで確認されている「Outlook」における既知の問題の一部も修正されているという。