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Microsoft、「MakeCode for Minecraft」を発表 ~マイクラで遊びながら楽しく学習
「Scratch」のようなブロックエディターとJavaScriptエディターを切り替え可能
2017年10月24日 13:35
米Microsoft Corporationの研究部門Microsoft Researchは23日(現地時間)、サンドボックスゲーム「Minecraft」で遊びながらプログラミングを学べる「Microsoft MakeCode for Minecraft on Windows 10」を発表した。Windows 10版「Minecraft」や教育向けに提供されている「Minecraft: Education Edition」のユーザーであれば無償で利用できる。
「MakeCode」は、“micro:bit”などの組み込み環境をターゲットとした教育向けの開発環境。「Scratch」や「Code.org」のように、さまざまなブロックを組み合わせながら楽しくコーディングを学ぶことができる。また、上級ユーザーであればブロックエディターの代わりにJavaScriptエディターを利用することも可能。
「MakeCode for Minecraft」は「Minecraft」を彷彿とさせるピクセルスタイルのルック&フィールを備えており、チキンをスポーン(出現)させるといったコマンドを作りながら、変数やif文、ループ、関数といった概念を自然に習得できる。
もちろんJavaScriptエディターも用意されており、エディター上部のボタンで両者を切り替えることが可能。ある程度コーディングに習熟したユーザーだけでなく、ブロックコードとJavaScriptコードを見比べて学習したいユーザーにも役立つ。
なお、「MakeCode for Minecraft」をWindows 10版「Minecraft」へ接続するには、別途「Code Connection for Minecraft」が必要。まず、「Minecraft」でチート機能を有効化した“世界(ワールド)”を作成し、[T]キーを押す。するとコマンド入力バーが現れるので、そこへ「Code Connection」を起動すると現れるコマンドをコピーして実行すればよい。