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Microsoft、「Visual Studio Code for Education」のパブリックプレビューを発表

「MakeCode」のような初心者向け学習プラットフォームからのステップアップを支援

Microsoft、「Visual Studio Code for Education」のパブリックプレビューを発表

 米Microsoftは7月11日(日本時間)、コンピューターサイエンス教育の年次カンファレンス「CSTA 2023」にあわせ、「Visual Studio Code for Education」のパブリックプレビューを発表した。

 子ども向けのコンピューターサイエンス教育プラットフォームとして、同社は「MakeCode」を展開しており、ブロックプログラミングで「Minecraft」を操ったり、教育用マイクロコンピューター「micro:bit」向けのコードを書いたり、ゲーム機で動くレトロゲームを開発できる。ブロックプログラミングからJavaScriptやPythonへのステップアップも可能で、まったくの素人から経験者まで一緒に楽しめるのが魅力だ。

 しかし、ステップアップできるといってもそれはあくまでも「MakeCode」の世界での話。実際の業務に使われるような本格的コードエディターを使いこなすスキルは、また別といえるだろう。

 そこで開発されたのが、「Visual Studio Code for Education」だ。「MakeCode」のような初心者向けのプラットフォームから「「Visual Studio Code」への移行を志す学生をサポートするために開発されたとのことで、チュートリアルを通じて使い方を学び、練習し、自分で開発できるように設計されている。

 「Visual Studio Code for Education」のパイロットプログラムは現在、米国在住の教育関係者が参加でき、参加フォームから登録可能だ。