Google、医療・健康に関する検索を改善へ ～専門家による信頼性の高いページが上位に

“Google ウェブマスター向け公式ブログ”

　米Googleは6日（日本時間）、日本語検索におけるWebページの評価方法をアップデートしたことを発表した。これは医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、医療従事者や医療機関から提供されるより信頼性の高い、有益な情報が上位に表示されやすくなるとのこと。医療・健康に関連する検索のおよそ60％に影響するという。

　同社によると、医療や健康に関する日本語の検索クエリは毎日数百万件以上に達するという。しかしこれを分析してみると、医療の専門用語よりも日常会話で用いられるような平易なキーワードを使って検索しているケースが大半であるという。日本のWebには信頼できる医療・健康コンテンツが多数存在しているが、一般向けの情報は比較的限られており、平易なキーワードだけでは質の高い情報に十分にリーチできていない恐れがある。

　そこで同社は、医療関係者が一般向けコンテンツを制作する際は、一般的なユーザーによる検索を考慮に入れることを勧めている。ユーザーがコンテンツにたどり着くために利用した検索キーワードの一覧は、“Search Console”で確認することが可能。もしこれが専門用語で占められているならば、改善の余地があるかもしれない。