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「Waterfox」v56.0.2が公開、「Firefox」のCPU脆弱性修正を取り込む

マルチプロセス技術“e10s”と非互換の拡張機能を導入した環境では“e10s”が無効化

「Waterfox」v56.0.2

 「Firefox」派生ブラウザー「Waterfox」の最新版v56.0.2が、7日に公開された。Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

 「Waterfox」は、「Firefox Quontum」より前に採用されていた“Australis”デザインを継承し、“レガシーアドオン”への継続対応を表明している「Firefox」派生ブラウザー。“Pocket”統合や新規タブページのスポンサータイルといった余計な機能を除去している点も、本家「Firefox」との違いと言える。

 最新版では、、「Firefox」v57.0.2およびv57.0.4における脆弱性修正が取り込まれた。これらの修正には、最近話題となっているCPU脆弱性“Meltdown”“Spectre”への対策も含まれている。

 また、マルチプロセス技術“e10s”との互換性が明示されていない拡張機能を導入した環境で“e10s”が無効化された。“about:config”から強制的に有効化することもできるが、最悪の場合ブラウザーがクラッシュする恐れがあるので注意したい。

 そのほかにも、“libcubeb”のアップデートにより新しいWindows 10ビルドで発生していたオーディオの問題を解決。デフォルトブラウザーのチェック機能などにも不具合修正が加えられているという。

ソフトウェア情報

「Waterfox」
【著作権者】
Alex Kontos 氏
【対応OS】
Windows/Mac/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
56.0.2(18/01/07)