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Oracle、「Java SE 9.0.4」「Java SE 8 Update 161」を公開 ~21件の脆弱性を修正

うち18件は認証なしでリモートから悪用が可能なため、なるべく早急な対策が必要

「Java SE 8 Update 161」

 米Oracle Corporationは16日(現地時間、以下同)、「Java Platform, Standard Edition(Java SE)」の最新版「Java SE 9.0.4」を公開した。現在、公式サイト“java.com”から無償でダウンロード可能。すでにインストール済みの場合は、更新機能を利用してアップデートすることもできる。

 今回のアップデートは四半期ごとに実施されるOracle製品の定例セキュリティアップデートの一環で、「Java SE」では新たに発見された21件の脆弱性が修正されている。これらのうち18件は認証なしでリモートから悪用が可能なため、なるべく早急な対策が必要だ。“CVSS(共通脆弱性評価システム) 3.0”のベーススコアは、最大で“8.3”となっている。

 また、「Java SE 8」の最新版「Java SE 8 Update 161」「Java SE 8 Update 162」も併せてリリースされており、前述の脆弱性が修正されている。「Java SE 8 Update 162」は「Java SE 8 Update 161」にいくつかの機能を追加したもので、おもに開発者向け。「Java SE 8 Update 161」がインストールされていれば問題はない。

 なお、次回の定例セキュリティアップデートは4月17日に実施される予定。