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重要なセキュリティ修正を実施した「EmEditor」v17.5.0が公開 ~全ユーザーに更新推奨

機能面ではオートフィルハンドルにオプションメニューボタンを追加

「EmEditor Professional」v17.5.0

 米Emurasoftは28日(日本時間)、定番テキストエディター「EmEditor Professional」v17.5.0を公開した。本バージョンには重要なセキュリティ修正が含まれており、すべてのユーザーに対してアップデートが推奨されている。

 今回のアップデートでは、実行ファイルやDLLファイルが正しいものであるかをチェックする処理が追加。いわゆる“DLLハイジャック”の脆弱性を軽減する措置が取られた。

 機能面では、オートフィル機能のオプションへすばやくアクセスできるようになったのが主な改善点。CSVセル選択モードでオートフィルハンドルをドラッグして選択を行うと、選択範囲右下にボタンが現れる。このボタンをクリックすると、オートフィルのオプションメニューへアクセスすることが可能。オートフィルのタイプを選択したり、継続して上書きするか、新しい値で繰り返すかを指定したりすることができる。

オートフィル機能のオプションへすばやくアクセスできるように

 また、本バージョンからUnicodeの定義にしたがって半角と全角が区別されるようになった。区別が曖昧な文字を全角として扱うオプションも用意されている。

 「EmEditor Professional」は、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。価格は1年間の無償バージョンアップが可能な通常ライセンスが4,800円(以降のバージョンアップには年額2,400円の“保守プラン”の購入が必要)、アップデートの提供期間に制限のない永久ライセンスが18,000円となっている。30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。

 なお、v17.4.0でWindows Vista/Server 2008対応が打ち切られたが、Windows Server 2008 R2はまだMicrosoftによるサポートが継続されているとの理由で、再び動作OSに加えられた。クライアントOSはWindows 7以降、サーバーOSはWindows Server 2008 R2以降が対応OSとなっている。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
【ソフト種別】
シェアウェア(通常ライセンスは税抜き4,800円、永久ライセンスは税抜き18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
17.5.0(18/02/28)