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定番テキストエディター「EmEditor」v17.4.0が公開 ~正規表現置換・検索機能を拡充
Windows Vista/Server 2008で動作しなくなっている点には注意
2018年1月18日 11:12
米Emurasoftは17日(日本時間)、定番テキストエディター「EmEditor Professional」v17.4.0を公開した。本バージョンでは、選択範囲のみの置換・検索に関するオプションが拡充。正規表現エンジン“Boost.Regex”のバージョンがv1.66.0へと更新された。
たとえば、“^”と“$”はそれぞれ文字列の先頭と末尾にマッチする正規表現のメタキャラクターだが、v17.4.0では専用のオプションを有効化することにより、これを選択テキストの最初と最後にマッチさせることができるようになった。また、[選択範囲のみの検索で周辺を見る]オプションを有効化すれば、正規表現の前方参照・後方参照を利用する際、選択範囲の外も参照するようになっているという(マッチするのは選択範囲内のみ)。
そのほかにも、CSVセル選択モードに関するオプションが強化され、セル選択モードで編集する際に自動で列数をそろえたり、編集範囲外の場所をダブルクリックするだけで新規にセルを作成できるようになった。また、高DPIモニター向けにアイコンを最適化。改行を含む文字列を改行を含まない文字列へ“すべて置換”“元に戻す”処理が大幅に高速化されているという。
「EmEditor Professional」は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびWindows Server 2012に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。価格は、1年間の無償バージョンアップが可能な通常ライセンスが4,800円(以降のバージョンアップには年額2,400円の“保守プラン”の購入が必要)、アップデートの提供期間に制限のない永久ライセンスが18,000円となっている。30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。
なお、本バージョンから実行ファイルのデジタル署名は“SHA256”のみとなり、“SHA1”とのデュアル署名は廃止されているとのこと。そのため、本バージョンはWindows Vista/Server 2008で動作しなくなっているという。
ソフトウェア情報
- 「EmEditor Professional」
- 【著作権者】
- Emurasoft, Inc.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびWindows Server 2012
- 【ソフト種別】
- シェアウェア(通常ライセンスは税抜き4,800円、永久ライセンスは税抜き18,000円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
- 【バージョン】
- 17.4(18/01/17)