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パスワード管理サービス“1Password”のブラウザー拡張「1Password X」が日本語に対応
「Google Chrome」以外にも対応ブラウザーを拡大。「Firefox」版も開発中
2018年3月15日 14:24
加AgileBitsは13日(現地時間)、パスワード管理サービス“1Password”向けWebブラウザー拡張機能「1Password X」の最新版v1.6.0を公開した。昨年末にリリースされた初期バージョン以降、120以上の新機能と改善が加えられているという。
「1Password」はもともとローカルにパスワード保管庫をもち、必要があれば複数の端末間で同期を行うスタイルをとっていたが、最近はクラウドサービス“1Password.com”を介した一元管理にシフトしつつある。「1Password X」はその象徴ともいえる拡張機能で、「Google Chrome」や「Opera」さえあれば、Windowsだけでなく、MacやLinuxからも利用できるのが特徴だ。
最新版のv1.6.0では日本語がサポートされ、ユーザーインターフェイスが日本語にローカライズされた。英語だからと敬遠していたユーザーにとっては朗報といえるだろう。また、ブラウザー対応も拡充され、「Vivaldi」と「Ghost」が新たにサポートされた。「Firefox」版の開発も進められているようで、メールで連絡すればテストビルドを提供してもらえるという。
機能面では、強力なパスワードジェネレーターが新たに搭載された。このパスワードジェネレーターはパスワードの長さや記号・数字の有無の指定はもちろん、覚えやすい・伝えやすいパスワードやPINコード(暗証番号)の生成にも対応している。また、パスワードを作成する際に“推奨のパスワード”を提示してくれる機能も便利。わざわざパスワードジェネレーターへアクセスしなくてもその場でパスワードを作成できる。
そのほかにも、「1Password X」で直接新しい項目を作成できるようになった。更新時にシステム通知を行う機能や、機械学習を利用して必要なときのみパスワードを提示する機能も新たに搭載されている。
なお、「1Password X」を利用するには“1Password”のアカウント作成と有償のメンバーシップが必要。まだアカウントを持っていない場合は、「1Password X」から新規に作成して30日間無償で試用できる。
ソフトウェア情報
- 「1Password X - パスワード保管庫」Google Chrome版
- 【著作権者】
- AgileBits, Inc.
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.6.0(18/03/13)